お知らせ : ページ 54

表面塗装が剥がれたマーヴィン社製インテグリティ

表面塗装が剥がれたマーヴィン社製インテグリティ・サッシ

輸入サッシ、マーヴィン(Marvin)のインテグリティ(Integrity)という名前のお値打ちバージョンのサッシがあります。

外側はグラスファイバー製のフレームで室内側は木製ですから、木の温かみを感じさせてくれる反面、熱によるフレームの伸縮が少ないという特徴を兼ね備えています。

20年以上前に登場してから、私たちも多くの現場で施工させて頂いているのですが、最近屋外側のフレームの表面が剥がれている古いインテグリティを見掛けました。

最初はフレームをカバーしているものが剥がれたのかと思いましたが、メーカーに確認した処表面は塗装を施してあるそうです。精度の高い塗装だったので、私も樹脂製のカバーがしてあるのかと一見勘違いをしましたが、そうではありませんでした。

こうしたインテグリティ・サッシの外部塗装の剥がれは、他のお客様の現場でも見受けられました。表面は塗装に過ぎませんから、剥がれるのは仕方ないとは思いますが、これはちょっとひどい感じがします。

アンダーセンも木製建具の外部に塗装をしたサッシがありますが、外部がアルミだと思っている人も少なくないと思います。インテグリティやアンダーセンのサッシは、屋外側は定期的に塗装が必要となることを覚えておかなければいけません。

外壁を塗り直しする際は、出来ればサッシの塗り直しをするようにして下さいね。

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ローウェンのバランサー

ローウェン社製ダブルハングサッシのバランサー

カナダの高級輸入サッシ、ローウェン(Loewen)のダブルハングの両サイドに付いている金属チューブに入ったバランサー。

ロックを外すとアッパーサッシュ(上窓)が下がってきてしまうということで、バランサーを交換したいという相談を頂きました。

20年近く経っている輸入住宅ということで、このサッシ以外にもバランサーが機能しなくなっているものがいくつかある。

バランサーの確認をしようと思い、建具(障子)を外そうとしたのですが、サイドジャムに余裕がなくて建具を外すだけの隙間がありません。

どうにか無理やり建具を外すことは出来たのですが、この状況はあまりよくない。もしかしたら、建物の重量がサッシに圧し掛かっていて、サッシを圧迫しているのかも・・・。

そういう将来の不具合をなくす為に、大工は工夫を凝らす訳だが、輸入サッシのことを知らない人間はあまり考えずに施工をしてしまう。

こうなってしまったら、外壁を剥がしてサッシの取付けを修正する以外には直せないのですが、そこまでする余裕のない人であれば、このまま開閉が少し固い状況を受け入れて頂く以外仕方がない。

次にバランサーの交換についてですが、ローウェンは上下の建具を外した上で、トップジャムに付いている戸当りを外してやれば、サイドジャムを外すことが出来る。そうすれば、比較的簡単にバランサーを外すことが可能なんだが、大工の施工方法によってはそれが意外に難しいこともある。

やはり、輸入住宅のメンテナンスをしたければ、輸入材のプロに任せることがいいかもしれませんよ。

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ここの現場は、結構大変でした

アンダーセン社製ダブルハング用バランサー

輸入のアンダーセン(Andersen)社製ダブルハング・サッシのバランサーの紐が切れたということで、交換作業をしに岐阜県大垣市へ伺いました。

アンダーセンのバランサーは、窓の上枠の中に内蔵されていて、カバーを外さないとバランサーを交換することが出来ません。

その上枠のカバーを外す為には、窓の側面に付いているサイドジャム(ジャムライナー)を外す必要があります。

更に、サイドジャムを外す為には、上窓と下窓の両方の建具を外す必要があります。つまり、単にバランサーを交換すると言っても、その前にいくつもの窓部材を外しながらでないとバランサーが外れない構造となっているんですね。

まあ、これだけであれば、私たちはいつものことと慣れたものなんですが、室内側の窓の周囲にケーシングと呼ばれる飾り枠材が回してあります。これを付ける時の隠し釘が、上枠の樹脂製カバーやサイドジャムに刺さっていて、木製のケーシングを外さないと釘が外せない状況だったのです。

でも、ケーシングは釘だけでなく接着剤でも固定されているので、下手をすればケーシングや内装の壁を壊さなければいけないということにもなりかねません。

通常、ケーシングを外すなんてことをしなくても、ジャムライナー等が外せなければいけないのですが、輸入サッシを知らない大工やビルダーさんが適当に納めてしまった結果、メンテナンスで支障をきたすことになるのです。

幸い少し傷が付いた程度でケーシングを外すことが出来ましたが、その分慎重に作業をしなければならず、時間や労力は半端ないものとなってしまいました。ですから、一日で8ヶ所分の窓バランサーを交換する予定だったのが、4ヶ所しか完了することが出来ませんでした。

来週再度大垣まで出張修理をしに伺わなければなりませんが、家を壊さずに済んだのは不幸中の幸いでした。お客様も当初自分で交換しようかと考えていたようですが、私たちに依頼して正解でしたね。ただ、ジジイの私にとってはきつい作業で、体が痛いですぅ~。

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バランサー交換用テイクアウト・クリップ

バランサー交換用テイクアウトクリップ

輸入のシングルハング樹脂サッシのチャネル・バランサーを交換する際に絶対必要となるテイクアウト・クリップ。

多くは、亜鉛メッキされた金属製のものなんですが、一部には写真のようにプラスチックで出来た部品も存在します。

耐久性から言えば、金属製のものが遥かにいいのですが、取り付けする取付穴が金属製のものでは小さい場合があって、この樹脂製クリップが最適なサッシもあるのです。

シングルハング・サッシのバランサーは、10年に一度くらいしか交換しないものですから、このテイクアウト・クリップを使うのもそのくらいの頻度でしかないので、然程丈夫さは必要ないかも知れません。

でも、必ず使うクリップですから、私たちはアメリカから定期的に調達しています。チャネル・バランサーを交換したいという方は、交換の際にはこのテイクアウト・クリップも交換するようにして下さい。

<関連記事>: インシュレート・サッシのバランサー交換 (2019年9月11日)

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コンテンポラリー・デザインのドアノブ

Pismo

こちらは、クイックセット(Kwikset)とワイザー(Weiser)の2社から新しく発売されたドアノブ、「Pismo」です。

スクエアにも見えるシャープなデザインですが、細かな部分に曲線を使い、シンプルですが温かみを感じさせるドアノブです。

色は、写真のアイアン・ブラックだけではなく、ベネチアン・ブロンズやクローム色、ツヤ消しのクローム色やニッケル色があります。

また、鍵(キー)が掛けられる外部ドア用、内鍵を掛けられるトイレ用もありますから、おうちのドアノブをこれで揃えることも可能です。

ドアノブ一つを取っても海外のものは何故かオシャレですから、輸入住宅の新築やリフォーム・リノベーションの際に使ってみては如何でしょうか。きっと、愛着のあるおうちになると思いますよ。

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コイルバランサーは、こうして外す

コイルバランサー交換

昨日に引き続き、大阪府豊中市のお宅でのボレアル・ウィンドウのメンテナンスについて書かせて頂きます。

今回は、下窓だけが開閉する上げ下げ窓、シングルハング・サッシのバランサー交換の様子です。

開けた窓が下がらないように支えてくれる役目を果たすのが、バランサーなんですが、10年程度で経年劣化によって壊れてしまうのが一般的。

バランサーにもいろいろ種類があるのですが、ボレアル・ウィンドウや菊竹産業のシュエット(Chouette Window)などは、ゼンマイ式のバネを使用したコイルバランサーを採用していました。

このコイルバランサーは、サッシ枠に付けられたレールの溝の中に内蔵された状態になっているので、普段は建具に隠れた状態になっています。ただ、巻きバネ(コイル・スプリング)が切れてしまった時、このバランサーを交換するのは至難の業なんです。

樹脂製の溝の中に入っていますから、それより大きなバランサーを取り出す為には、レールの一部をカットして溝の幅を広げる必要があります。そうすると、サッシの見た目も悪くなりますし、窓枠を傷付けるという点で心に引っ掛かる方もいらっしゃるかも知れません。

私たちはそんな状態になることを回避する為に、レールの幅を広げるカナダ製の特殊な工具を使います。勿論、あまり広げ過ぎると樹脂の枠が破損してしまいますから、慎重に作業を行わなければなりません。

でも、この作業は結構力がいる仕事ですから、ジジイの私にとっては腕の筋肉が数日痛い状況になります。まあ、本当に困っていらっしゃるお客様の為ですから、頑張りますよ。

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輸入サッシのペアガラス交換

IMSカナダのボレアル・ウィンドウ

カナダの技術を導入してOEMで製作されていたIMS カナダ社製ボレアル・ウィンドウ。

メーカーは既になくなってありませんから、サッシの不具合があった時にはお客様は相当お困りだと思います。

今回は、大阪府豊中市の輸入住宅にお住まいのお客様からのご依頼でペアガラスの交換とコイル・バランサーの交換をしてきました。

写真は、シングルハングのサッシから割れたペアガラスを取り外す前の状態です。フレームの四方に取り付けられたガラス押えを取り外して、ガラス全体を露出させた処です。

このサッシは、ガラス押えが樹脂のフレームに塩ビ溶接されていて、簡単には外せない状態になっていました。屋外側ならまだしも、室内側でそうした処置をしてある窓は初めて見ました。ですから、このガラスの押し縁を外すのが一苦労。適切な道具や知識がないと絶対に外せません。

その後、シール材をきれいに外し、新しい断熱ペアガラスを入れ込みましたが、採寸通りピッタリでした。前もって用意してきたものを予定通りに施工出来ると、何だか嬉しいものですね。

最後にガラスの屋外側を防水処理して、建具(障子)は見事窓枠に装着出来ました。

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これではドア枠が腐ります

木製ドア枠の劣化

スチール製の勝手口ドアの塗装の相談を頂きました。

ピーチツリーなどのドアの場合、ドアの上端や下端から雨水や湿気がドアの内部に侵入してくることがよくあり、ドアの中から錆が浮いてくるというトラブルが発生します。

これを防ぐ為にはドアの上端や下端を塗装したり、隙間を埋めるといった防水処理をしてやる方法や、ドアを雨から守る庇(ひさし)を付けてやることをしなければなりません。

ただ、ドア本体以外にも劣化してくる部分があります。それは、屋外側のドア枠(ブリック・モールディング)。古いドア枠は木製であることが多く、それにも拘わらず木部用の防水塗料が使われていないケースが殆どです。

ですから、木が呼吸をしようとして塗装を剥がし、塗装に細かな亀裂が出てきます。そうした部分から雨水が木に浸透し、そのうち木を腐らせることとなります。

次に問題なのは、木のドア枠が勝手口台のコンクリートの土間に接していたり、ドア枠がコンクリートに埋め込まれて固められていることもあります。

コンクリートは水を通す性質がありますから、その水がドア枠を徐々に襲ってきます。また、表面張力が働いてドア枠の下端に水が溜まるなんてことにもなるのです。木製ドア枠は、床面から数センチでも上げて装着し、常に乾燥した状態を作ることこそ長持ちの秘訣です。

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ケースメント・オペレーターの回転軸

マーヴィン製ケースメントのオペレーター欠損

マーヴィン(Marvin)のケースメント・サッシを開く為に回すクランクハンドルを外した写真です。

お客様からハンドルを回しても空回りするという不具合の相談を頂き、お送り頂きました。

折れた回転軸がハンドル側に付いた状態で外れますから、一見するとオペレーターから軸が抜けただけのように思うのですが、実はこの回転軸はオペレーター本体の一部品だったのです。

ですから、軸が外れたというよりは、軸が折れたと言った方が正確なのだと思います。こういう場合不具合を修理する為には、オペレーターそのものを交換することが必要です。

回転軸が折れた原因は、材質が鋳物で強いストレスには弱いこと、窓を開閉しづらくなった際に無理にハンドルを回してしまったこと、建具の建て起こし(水平・垂直)が狂って、窓を閉める際に建具が窓枠に引っ掛かってしまうといった状況があったことです。

恐らく少し変だなと感じた瞬間はあったと思いますが、それを早めに調整していれば破損することはなかったように思います。一つの問題がいくつもの箇所に不具合を起こし、それが最終的に破損につながるのです。

輸入サッシは、ちゃんとしたメンテナンスをしてあげれば、それ程悪くなるものではありません。悪くなるには訳があるのです。

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雨漏れは、ここが原因なのか?

ベランダからの雨漏り

1Fのリビングの天井に雨染みが出来た一宮市の輸入住宅。

リビングの上の階には、半分オーバーハングして、半分セットバックしたバルコニーがある。

セットバックした2階の外壁には掃出しサッシが付けられているから、ここから雨漏れしてリビングの天井の中ほどにある処に染みが出来たのではないかと考えたのだが、サッシ付近にホースで水を掛けても雨漏れするような兆候はない。

強い雨の際にボタボタ落ちたというから、ホースで水を掛ければ同様のことが起こっても不思議ではない。でも、それ以外から雨漏れしそうな場所が見つけられない。

そんな時、サーモカメラで撮った写真を検証してみた。天井の一番端の外壁に近い処の温度が低い。もしかしたら、バルコニーと1階の外壁とが接している部分であるバルコニーの軒裏部分に何か問題があるのかも知れない。

でも、普通雨が当たることがない軒裏から雨漏れがあるのだろうか?そして、お客様が再度ご自宅を見回してみた処、発見したのがこの写真。

バルコニーの床に溜まった雨を下に落とす為の雨樋が付いているのですが、その雨受け部材がバルコニーの下で外れ掛かっていたのです。

外れているからと言って、それがすぐに雨漏れにつながる訳ではありませんが、こういう部分から強い風で吹き上げられた雨水が入り込むなんてことがないとも言えません。

こんな処からは考えられないという場所から、実際には侵入していたなんてことはよくあることなのです。今までの思い込みを捨てて、どんな処からも入る可能性があると考えて、検証を進めていくべきかも知れません。

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