お知らせ : ページ 47

雨漏れは、やっぱりここから

通気機能付き換気ガラリ

昨年、家の妻壁の高い処に付けられている飾りの換気ガラリについて記事を書かせて頂きましたが、その時は家の外から見た状況で雨漏れのリスクのお話をさせて頂きました。

その時は、もしかしたらという想像の域で書かせて頂いていたのですが、その確信を得る為に先日外から写真を撮ったおうちの屋根裏に潜入してきました。

狭くて入りづらい点検口からどうにか体を入れて、広い屋根裏空間に入った瞬間、遠くから光が来るのが分かりました。その方向を見ると、換気ガラリの大きさに合わせて、構造用合板が丸くくり抜かれていました。

やはり、単なる飾りのガラリではなく、通気を目的にした換気ガラリであることがはっきりしました。換気ガラリの裏には、虫除けの細かな金属メッシュが張ってありますが、台風のような強い雨風が吹けば、必ずここから雨が入り込んでいたはずです。

幸い構造材の木や敷き詰められたグラスウールの断熱材は、乾いている状態でしたが、何ら雨仕舞がなされてはいませんから、たくさんの雨水が下の階の天井や壁に落ちてくるのも無理はありません。

ここの建築会社で輸入住宅を建てたという皆さんは、強い風で雨漏れがするということで困っていらっしゃるでしょうね。また、こういうことに気付かずに、雨漏れは外壁のせいということで塗り替えだけを念入りにしている場合もあるかも知れません。

勿論、そんなことでは雨漏れを解決出来るはずはありませんから、何度も何度も高いお金を掛けて修理を繰り返すんでしょうね。(但し、複合的に外壁にも不具合があるケースもあります)

原因とそれへの対応を誤れば、いつまでも悩まされるだけですから、お金を掛けてでも輸入住宅を熟知した専門家を見つけることが重要と思いますが、如何でしょうか。

<関連記事>: 換気ガラリは、飾りだけ? (2018年10月19日)

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レバーの破損は、窓の歪みが原因かも?

出窓ロックレバーの破損

愛知県のお客様から、窓メーカー不明の台形出窓(ベイ・ウィンドウ)に付いているケースメント・サッシのロック金物が破損したので手に入らないか、という相談を頂きました。

ご覧のように、レバーが根本からポッキリと折れてしまって鍵が掛けづらくなっています。

こちらの金物は、鋳物で作られていますから、非常に硬い分、強い力や衝撃に弱いという特性を持っています。

恐らくこのサッシの鍵が徐々に掛けづらくなってきて、どうにかロックを掛けようと、思いっきりレバーを下に降ろしたらポッキリ折れてしまったという感じではないでしょうか。

こうなると、ロック金物自体を新しいものに交換する以外に修理する方法はありませんから、アメリカに部材を注文することとなります。ただ、この金物を交換すれば、問題は解決するのかという疑問は残ります。

つまり、何故このロックが掛けづらくなったのか?という原因を解決しない限り、また同じトラブルが起こるはずです。ケースメント・サッシは、オペレーターと呼ばれる開閉金物によって窓を開け閉めするのですが、可動する建具(障子)を支える為に窓の上下にウィンドウ・ヒンジと呼ばれる部材が取付けられています。

このヒンジ金物が長年の使用で曲がってしまい、建具の水平・垂直や適正な位置が本来とはズレてしまっている可能性がありますし、雨や湿気に曝されて木製の建具が歪んできているということも考えられます。

そうなると、建具が窓枠に十分引き込まれなくなり、ロック金物と建具との距離が離れてしまう状態となります。それによって、通常軽く操作出来るロックが、力を入れて無理に操作をしないと建具が閉まらなくなるということになります。

ロック金物のレバーが折れたということは、原因に対する結果であって、その原因を窓調整で解決しなければ、何度も交換を余儀なくされるかも知れませんよ。

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軸が折れていなくて、よかったです

ローウェンのクランクハンドル

クランクハンドルが壊れたので、新しいものを調達したいと埼玉の方からご相談を頂きました。

こちらの輸入サッシは、20年程前に施工されたカナダ ローウェン(Loewen)社製ケースメント・サッシですが、金物類はそろそろ交換すべき時期を迎えているようです。

ご覧頂いたようにハンドルの裏には小さなマイナス頭のめくらネジが付いていて、これでハンドルをオペレーターに固定します。

今回は、ハンドルのみが悪くなって開閉に支障をきたすようになったとのことですが、よくあるのがオペレーターの回転軸が根元で折れてしまって、ハンドルが空回りする不具合です。

お客様の多くは、この軸の部分もクランクハンドルの一部だと勘違いをして、オペレーターを手配しないでハンドルのみをご購入頂くということがあります。それでは、いくらハンドルが新しくなったとしても、空回りする不具合は全く解決しませんね。

今回はそういうことがないとのことですが、私たちにご依頼頂く際は、写真を交えて出来るだけ多くの情報を寄せて頂けると、不具合箇所の特定がスムースになりますと。

ハンドルだけでなく、ハンドルカバーなどもよく割れたりしますから、他の輸入サッシ・メーカーのものを含めて、きちんと直すようにしてもらえれば、愛着ある美しい輸入住宅を維持することが出来るはず。そういう気持ちが、家族や財産を守ることにつながりますから、どうぞ心して下さいませ。

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油は家のトラブルを助長します

ホコリが付かないシリコンスプレー

ドアのヒンジやレバー、ラッチ。サッシのロックやオペレーター、バランサー。ビルトイン・ガレージの金物など、輸入住宅には開閉や可動する金物が数多く使われていますから、経年劣化や摩耗、金属疲労といったトラブルは避けられません。

また、塩ビやゴムで出来たウェザーストリップと呼ばれる気密パッキン材が、窓やドアの枠に固着して剥がれなくなることはありませんか。

こういうことになる前に、私たちが使うのがこのシリコン・スプレー。様々なメーカーから販売されていますから、ホームセンターで手軽に手に入れることが出来るものなんです。

お客様の多くは、潤滑剤と言えば「Kure 556」が思い浮び、これを鍵穴などに差していませんでしょうか。でも、この製品は基本的に油なので、それがホコリや汚れ、ゴミを呼び寄せてしまい、反って機能を阻害することがあることを忘れてはいけません。

ですから、スプレーしても表面がスベスベ、サラサラで、動きを滑らかにするシリコン素材のものが、家のメンテナンスに最も適していると思います。

最近動きが悪いとか、ギシギシ音がするという場合は、このシリコンスプレーをお使い頂くといいかも知れません。(勿論、車などの油が必要な機械ものもありますから、潤滑油自体が全てダメという訳ではありませんよ)

ただ、ドアやサッシが傾いたり、下がったりして適切に作動しなくなった場合には、こうした応急処置をするのではなく、ちゃんと建具調整や部品交換をすべきですから私たちのような専門家に相談するようにして下さい。

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欠点を見出したらキリがない

雨漏れした部屋の上にあるバルコニー床

2階のバルコニー周辺から雨漏れして、下の階の部屋の天井や壁に大量の雨水が落ちてきたという話は、珍しくありません。

それは、輸入住宅に限らず国産住宅でもよくある話です。

つまり、その原因は輸入の資材に拠るものではなく、雨仕舞といった施工上の問題であることが多いからです。

そう、いくらいい素材のものを使っていても、それ自体やその周辺の施工方法・手順に間違いがあると、家にトラブルが発生するのです。ベランダは、その構造上雨が溜まりやすく、風がバルコニー内で吹き上がるケースが多く見受けられる為、弱点になる場所を予め意識してそういった場所の防水処理を行う必要があります。

また、新築時にそういった施工を行っていても、経年劣化で防水部分に穴が明いたり、割れが生じたりすることもありますから、何年かに一度点検補修・メンテナンスを行うことを怠ってはいけません。

写真のおうちの場合、バルコニーの床に施工されたFRP防水には問題がなさそうですが、その立ち上がり箇所や外壁下端の水切り材の施工、掃出しサッシの周囲の防水処理、バルコニーの手摺壁の雨仕舞やバルコニーに接する屋根との取り合いなど、リスキーな納まりをしている場所が多数見受けられる状態でした。

この状態では、水をそれぞれの箇所に掛けるなどして、雨漏れ試験を実施しない限り、雨漏れ箇所の特定は難しいかも知れません。一箇所だけのことならいいのですが、複数の不具合が連動して起きていることも考えられますから、なかなか手間の掛かる仕事になりそうです。

雨漏れは構造を腐食させる恐れがありますから、出来るだけ早めに対処するようにしたいものです。

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太陽光発電の勧誘にはご注意を!

屋根上の太陽光パネルが「燃える」、3つの原因 (2019年2月4日 日経ビジネス)

火災で燃えた太陽光パネルと屋根

最近、ソーラー発電の装置から出火して火災になっているケースが続発しているらしいです。(上記リンク記事参照)

その原因は、メンテナンスをしなかったという整備不良や施工時に適切な取付けを行わなかったという施工不良、万一に備えて施工されるべき不燃材の欠落。

訪問販売してくる業者は、何ら見ず知らずの人間でしょうから、口車に載せられるとやり逃げの憂き目に遭うかも知れません。

信用出来る業者に頼むべきですから、出来れば家を施工したビルダーにお願いするのが間違いは少ないと思います。それは、家のメンテナンスについて将来に亘って責任があるという点で変なことは出来ないと考えるからです。

また、太陽光の設備についても10年おきに点検・整備が必要ですから、屋根や外壁の塗り替え等のメンテナンス時期に合わせて同時に補修が行えるという点でも有効です。

今後の太陽光は、設置価格が下がるとは言え、売電に期待が持てる程高い利益が上がると考えるのは間違いです。

基本は自身の家の電力を自力で賄うということと、地震などの万一の災害でも電力インフラを確保出来るようにすることの意義を念頭に入れて設置するという考えを持って下さい。これで生活費を賄おうなどと勧誘する業者は、オレオレ詐欺と然程変わりはないと考えるべきかも知れませんよ。

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相当放置してましたね

腐ったマーヴィン社製掃出しサッシ

バルコニーに出る為の輸入の掃出しサッシですが、ハメ殺し(FIX)側の固定ドア下端の木製フレームがゴッソリなくなっています。

新築から20年以上経過した輸入住宅ですが、外側のアルミ板の裏側が露出するまで木が腐っているというのは、あまり見たことがありません。

これだと泥棒が足で蹴飛ばせば、簡単にドアが外れてしまう状況でしょうから、生活するのもちょっと怖いかも知れません。

こちらのサッシは、マーヴィン(Marvin)社のものですが、ペアガラスとアルミ板とが接する部分に雨が侵入してこうなったようです。ただ、中身が腐ってなくなるまでには相当な時間も掛かりますし、その前に専門家へ何らかの相談をしていれば、ここまでのことにはならなかったかも知れません。

台風や大雨の際にはサッシのレール部分に溢れる程の雨水が溜まって大変なことになっていたそうですから、可動側のドアに腐食がなかっただけでも幸いでした。

因みに、このベランダの下になる部屋の壁に雨漏れがあったという不具合も発生したようですが、このサッシが原因かどうかはまだはっきりしない状態です。

このドアで隠れているサッシ枠のコーナー部分に隙間が生じて、そこから雨水が構造に染みているようなら、サッシ枠の防水処理が必要ですが、ベランダの床防水の処理やサッシ枠と外壁材との取り合い部分も非常に怪しい状態となっています。

そういう点で、しっかりと原因調査をした上で対策を打たないと、抜本的な雨漏れ補修は出来ません。何れにしても、もう少しおうちに手を掛けてあげて下さいね。

<関連記事>: 施工は丸一日ですが、防水処理や木部塗装もやってます (2019年9月9日)

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絶対ではないですが、ほぼ完璧です

輸入玄関ドアのセキュリティ対策

昨日、クイックセット社製の古い玄関ドア用ハンドルセットの防犯対策前の様子を記事に書かせて頂きました。

今日は、セキュリティ部材を装着して防犯対策をした後の様子をご覧に入れたいと思います。

一見あまり変化がないように見えますが、デッドロック・バー(カンヌキ)がドアの隙間から見えないように黒いガードプレートが装着されています。

ハンドルセットは本来金色のものであったと思いますが、経年変化で茶色くなっていましたから、ガードプレートも敢えて金色ではなく黒のものを選びました。そうすることで、周囲との調和が取れて、新しいガードプレートでも違和感が出ないようになっています。

このガードプレートは、ステンレス製で厚みが3.4mmもありますから、空き巣でもガードプレートそのものを破壊して侵入することはまず出来ないと思います。つまりドア本体を壊すような大胆な犯行でない限り、ロックを解除して室内には入ることが出来ないと思います。

そして、次に問題となるのが、鍵穴です。今までのキーシリンダーも、国産のものに比べると防犯性は高かったとは思いますが、安全性を更に高める為にディンプルキーのタイプに交換しています。

これは、耐鍵穴壊し性能は5分未満、耐ピッキング性能は10分以上といった高い防犯性能を誇ります。因みに、シリンダーの色はアンティークブラス(古金色)としました。ただ、キーをなくしてしまったという場合は、どんな対策をしていても防ぎようがありませんから、その点はご注意を!

<関連記事>: 新しいロックシリンダーは取付け出来ない (2019年2月2日)

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新しいロックシリンダーは取付け出来ない

クイックセットの古いドアハンドル

尾張旭市にある輸入住宅ですが、玄関ドアのセキュリティに不安があるということで、ロックをディンプルキーのタイプにした上で、デッドロック・バーを隠すガードプレートを装着することになりました。

ここの玄関ドアに付いているハンドルセットは、クイックセット(Kwikset、旧Titan)の古い製品で、デッドロック以外にハンドルにも鍵が付けられています。

ハンドル側の鍵は、あまり使っていないということで、今回はデッドロックのシリンダーをディンプルキーで開くタイプに交換します。ただ、この古いデッドロックは、内部の取付け形状が現行のものと異なっている為、ディンプル・シリンダーを普通に取付けすることは不可能です。

たまたま当社の在庫に古いタイプの取付け用パーツと取付けボルトがあった為、少し加工するだけで運よく取付けすることが出来そうですが、そういったものがない鍵屋さんではデッドロックごと交換した上でシリンダーも別途交換しなければなりません。

(尚、クイックセットでは本体のみを単体で販売してくれないので、通常のシリンダーが付いた状態のものを購入せざるを得ませんから、その分余分なお金が掛かります)

そういったことを知らずに安請け合いするような業者さんにお願いすると、「取付け出来ない」、「見積より高くなる」といったトラブルになりますから注意が必要ですね。

こういうことも知識と経験が必要ですから、安心・安全の為には輸入住宅のメンテナンスを熟知したビルダーにお願いした方がいいかも知れません。

<関連記事>: 絶対ではないですが、ほぼ完璧です (2019年2月3日)

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輸入のグラスウールは、こんな施工?

屋根裏のグラスウール断熱材

今でもそうかも知れませんが、私はグラスウールを施工しないので、輸入の断熱材が昔こうだったということしか分かりません。

昔の輸入のグラスウールは、クラフト・ペーパーと呼ばれる油紙のようなものが表面に張り付けてあるだけのものでした。

この紙が断熱材を湿気や水分から守る役目を果たしますが、グラスウールを包んでいる訳ではありませんから、湿気をシャットアウトすることは出来ません。

ですから、湿気や水分が多いような空間を断熱するには不向きと言わざるを得ませんが、そういうことを考えずに施工したビルダーの何と多いことか・・・。

屋根裏空間にグラスウールを施工すると、温かい空気と一緒に湿気も上がってくる場所ではクラフトペーパーがカビてしまいます。当然、グラスウールに水分が付着して断熱性能が極端に低くなります。

こういう空間に丸出しのグラスウールを使うのであれば、隙間なく断熱材を施工した上で、ビニールシートのベーパーバリアを表面に張って、湿気が断熱材に入らないようにしなければなりません。

ただ、十分な工賃をもらっていない未熟な大工は、そんな気遣いをしないで適当に施工したのだと思います。屋根裏は部屋として利用しない限り人目に触れることがありませんから、いい加減に作業をしてしまうなんてことはよくあります。

クラフト・ペーパーは破れてもそのまま、空調ダクトで隙間が出来ても気にしない。こんな状況で断熱・省エネが完璧だなんて誰が思うでしょう。

せっかく密度が多く断熱性も国産のものよりもある輸入のグラスウールを使うのであれば、相応の施工をしなければ意味はありません。さて、皆さんの輸入住宅はどうなっていますでしょうか。一度小屋裏に上がってチェックしてみるのもいいかも知れませんよ。

因みに、国産のグラスウールでもビニール袋を破って(カットして)そのまま施工している形では、同じように意味はありません。

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