お知らせ : ページ 38

今回もきれいに納めました

ガラスを交換したインシュレート社製引き違い窓

ペアガラスが割れてしまった八王子市の輸入樹脂サッシの記事を以前書かせて頂きましたが、交換用のガラスが入荷しましたので、交換に伺ってきました。

サッシ・メーカーは、インシュレート(Insulate)社。既に国内では販売している輸入代理店もありません。

グライダーとかスライダーとも呼ばれる片引きの引き違いサッシですが、ガラスのサイズが結構大きいでしょ。

ガラスを調達するに当たり、現地調査を行ってガラスのサイズをしっかり計測しましたから、建具の枠にもピッタリと納まりました。

断熱コーティングの遮熱LOW-Eをしてありますから、夏の熱線や紫外線を屋外側へ反射するスグレモノです。(寒い地方向けには、室内の熱を室内側に跳ね返す保温型のLOW-Eもあります)

また、建具枠とペアガラスとを密着して雨が枠内に入らないようにする気密テープも施していますし、更にガラスの周囲には防水処理も施工してあります。勿論、万一建具の枠内に雨水が侵入した場合に備えて、水抜き穴もきれいにしておきましたから、雨が外に抜ける工夫も万全です。

建具を取り付ける際は、戸車の動きやクレセント・ロックなども調整しましたから、窓の開閉や鍵もスムースになりました。輸入サッシのガラスの交換と云えども、いろいろ気遣いをして作業を進めると、サッシが新築時のように蘇ります。

私たちとしては当たり前のことをしているだけなのですが、こういう気遣いをするには知識と経験が必要です。街のリフォーム屋さんやサッシ屋さんとは違う輸入住宅のプロならではの仕事をする所以が、ここにあります。

<関連記事>: インシュレート製グライダーのガラス割れ (2019年4月23日)

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古いローウェンのケースメントは丸ごと交換

ローウェンの1996年製ケースメントサッシ

輸入住宅に使われているカナダの高級輸入サッシのローウェン(Loewen)ですが、交換用の建具(障子)を提供してくれない製品があります。

それは、横に開いていくケースメント・サッシなんですが、1997年以前に製造されたサッシについてはLoewenでは既に製造中止になっているのです。

これは、古い仕様の製品について気密問題や水漏れの可能性がある為、1998年にケースメント・サッシの仕様変更がされたことに由来します。

よって、1997年以前の窓の建具に不具合がある場合、交換用の古い建具を新しく製作してくれることはありません。また、1998年以降に製造されたサッシュ(建具)を1997年以前の窓に交換用として使用することも出来ません。

岐阜のお客様からご相談を頂いた案件では、建具の木部が腐ってしまったというケースメントは1996年の製造であった為、窓を直すには外壁から窓枠ごと外して全体を交換する以外に方法はありませんでした。

勿論、ケースメント・サッシ以外については、ローウェンでも交換用建具を供給してくれますし、ケースメント・サッシでも他社製のものであれば、調達出来ないというケースは少ないと思います。

輸入サッシは、製造年代や大きさによって使われている部材や仕様が違うことがあります。不具合を解決する為に部材を調達したいとお考えの皆さんは、そういう点を十分注意して専門知識のあるプロに相談するようにして下さい。

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可動側だけの交換は、調整が大変です

ハード社製スライディングパティオドア

輸入住宅の掃出しサッシの木部が腐食したということで、静岡県下田市へ行ってきました。

他にも関東圏で輸入サッシの修理の仕事があったので、それらを一気に片付けるべく2日間に亘って出張したのですが、やっぱり旅芸人の生活は大変ですね。

さて、今回メンテナンス作業を行ったのは、旧ハード(Hurd)社のスライディング・パティオドアなんですが、下枠やローラー(滑車)部分がが腐っていて、ドアが全く動かなくなっていました。

そこで、ハードを傘下に納めたシエラ・パシフィック社に依頼して新しい可動側のドアを調達しました。

取付け前に防水塗装やコーキング処理を行った上で現場に伺ったのですが、サッシの周囲に回してある飾り枠のケーシングがサッシ枠に打ち付けてあってドアを外したり取り付けたりするのは非常に困難な状況にありました。

それでも何とかケーシングを浮かせるなどしてドアを交換するのに成功したのですが、今度はドアの鍵が十分に掛かってくれません。

それは、従来のドアと新しいドアとで微妙に仕様が違い、ハメ殺し側(FIXドア側)との相性に問題がある為、ちゃんとドアが閉まらないという状況でした。

普通ならそこで取付け不可となるのでしょうが、鍵の受け側の金物を調整することで、鍵が掛けられるようになりました。

この原因と対策を見極める作業だけで、数時間の時間を取られてしまいましたが、こういう困難があるのが現場です。次回ハードの掃出しサッシのドアを交換する場合は、可動側だけでなくFIX側も同時に交換するようにお勧めしたいと思います。

因みに、可動側のドアを交換する場合は、ロック・ハンドルも新しいものに交換する必要がありますので、その調整もなかなか面倒な作業かも知れません。

因みに、FIX側のドアの防水処理も現場で行いましたから、サッシからの雨漏りトラブルについてはリスクが少なくなったと思います。いや~、芸が細かいですねぇ~。

<関連記事>: ペアガラス内部の錆び (2018年12月13日)
<関連記事>: 明日は、下田へ出張修理 (2019年5月14日)
<関連記事>: ハード(Hurd)の建具を交換しました (2019年5月23日)

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これくらいは必要です

出荷前の輸入網戸固定ピン

こちらは、マーヴィン(Marvin)用に調達している網戸固定ピン。

汎用品ですから、マーヴィンだけでなく他の輸入サッシにも使えます。

構成する部品は、3種類。細長い樹脂製シャフトとバネ、そして取っ手となる透明のキャップです

数日のうちに立て続けにオーダーを頂き、出荷することになったのですが、写真のものは24セット。ダブルハングやケースメント等の網戸を窓枠に固定する為に使うのですが、建物1軒分のサッシに使うとなると、このくらいないと全部のサッシを交換することは出来ません。

網戸ピンの寿命は、おおよそ10年。それは、屋外に露出しているキャップの部品が、紫外線に曝されて劣化してしまうからです

ホームメイド以外で網戸ピンを購入すると、殆どはアルミ製のシャフトになるのですが、普通シャフトは網戸フレームの中に入ってしまっているので全然劣化しないのですが、アルミのシャフトは非常に固くて取付けするのに相当苦労するのが実情です。

だから、アルミのシャフトに懲りたお客様が、こうして私たちにご注文頂けるのだと思います。私たちも十分に在庫を持っているのですが、消耗品はいつなくなるか分かりません。

皆さんも少し余分を持って、いざという時にすぐに交換出来るようにして頂くことが大切かもしれませんよ。

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明日は、下田へ出張修理

ハード社スライディングパティオドア

社内での木部塗装と外装の防水処理が完了し、旧ハード(Hurd)社製の輸入サッシを修理する為に、伊豆の下田へ伺います。

今回修理をするのは、写真に写っている掃出しサッシの可動側のドア1枚と大きなケースメント・サッシの建具2枚、その網戸1枚とケースメント用オペレーター金物3セットの交換です。

掃出しサッシのドアにはハンドルロックがあるのですが、古いドアに付いていたものを流用することは出来ませんから、交換用のドアに取り付けられる新しいハンドルロックも交換します。

掃出しサッシのドアもケースメントの建具もペアガラスの内部に雨が入って曇ってしまったというトラブルだったのですが、アルミクラッドの木製サッシの場合ガラスだけを交換するということは出来ません。

ですから、メーカーに新しい建具を製作してもらって、それを既存の窓枠にはめ込むという方法で交換します。(ドアは戸車も滑らなくなったということで部品を交換します)

ペアガラスの曇りや内部結露は、構造上どんなサッシでも避けられないトラブルですが、適切な外装の防水処理を定期的に行っていればそのリスクを最小限に減らすことが可能です。

当然、今回交換する新しいドアや建具(障子)は、そういったことを自社で行った上で取付けしますから安心ですが、それ以外の既存のサッシは外壁の塗り直しの際に一緒にメンテナンスをするのが望ましいと言えます。

それにしても、輸入のドアは大きくて重いですよね。バンの車内はこれだけでスペースがなくなってしまいました。下田まではちょっと遠いですが、安全運転で行ってきます。

<関連記事>: ペアガラス内部の錆び (2018年12月13日)
<関連記事>: 可動側だけの交換は、調整が大変です (2019年5月17日)

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ミルガード・サッシ用網戸を作りました

製作した輸入サッシの網戸

輸入住宅の樹脂サッシでよく使われていたミルガード(Milgard)。

今回福島のお客様から輸入網戸を2枚作って欲しいというご依頼を頂きました。

お客様から頂いた寸法や仕様を基に、アメリカから部材を取り寄せてホームメイドで作った網戸がこちらです。網戸の幅や高さ、厚みもお客様から頂いた寸法通りですし、網戸固定用のテンション・スプリングや取っ手も付いています。

輸入サッシの網戸のフレームはアルミで出来ていますから、鉄工用のノコを使えば、比較的簡単に切断出来ます。ただ、樹脂製のコーナー材の大きさも頭に入れてカットしないと、変な大きさのものが出来てしまいます。

切断用のノコも電動や手動のものなど、いくつか試しながら一番きれいにカット出来るものを選びました。そういうことに気を遣いながら、私がこの網戸を作ったのですが、クオリティは如何でしょうか。

簡単なように見えますが、切り間違いや切断面のきれいさも考えて作業するのは、ちゃんとした道具や細かな気遣いがなければ出来ないかも知れません。網戸のフレームが曲がってしまったり、コーナー材が劣化して割れてしまったりしたら、新しく網戸を作っては如何でしょうか。

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ミルガード製ケースメント&オーニング用ロック

ミルガード用カムロック・ハンドルレバー

こちらは、ミルガード(Milgard)の古いタイプの輸入サッシ・ロックです。

レバーハンドルを回すことで、カムロックと呼ばれるロックプレートが降りて、建具(障子)を固定するという仕組みです。

ただ、このロックレバーは鋳物で出来ている為、強い力が加わると割れてしまったり、カムロックが欠損してしまったりして使えなくなります。

殆どの場合、15年以上使用された上での不具合ですから、経年劣化と考えていいのですが、このパーツを国内で調達することは出来ません。また、サイズが違うものも存在しているので、形が似ているからと安易に注文してしまうと取付け出来ないということも生じます。

こうしたロック・パーツの不具合は、鍵を掛けるという防犯性に直結してきますから、少しでも様子がおかしいと感じたら、早めに調達先を見付けて、予備を含めて購入しておくことが大切です。

今の処、この部品は部品メーカーから直接購入することが可能ですから、トラブルになっても心配する必要はありません。ただ、まだ大丈夫と高をくくっていると、将来手に入らなくなるなんてこともありますから、そこは注意が必要です。

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こんな固定部品もあるんです

輸入網戸固定用バタフライクリップ

輸入サッシの網戸を固定するには、網戸ピンや固定バネが使われるのが一般的ですが、中にはこんな形をしたかわいい固定金具が使われることもあるんです。

写真は、その固定金具を三方から撮ったものですが、蝶々が丁度羽根を広げたような形をしているので、通称バタフライ・クリップと呼ばれています。

バタフライ・クリップの正しい名称は、リテイナー・クリップと呼ぶのですが、両手をVの字に広げたデザインなので、通称で言った方が分かりやすいかも知れません。

この網戸部品にもいくつか種類があって、樹脂の表面に刻印された番号で適切な部品が特定出来ます。輸入サッシの網戸部品としてはマイナーな部類に入りますが、これがないと網戸を窓に固定出来ませんし、樹脂が経年劣化で割れてしまうことも多いですから、予備を多めに調達しておくといいかも知れませんね。

<関連記事>: メーカーがなくなった輸入網戸も手に入る? (2019年5月22日)
<関連記事>: これがないと網戸が付かない (2019年7月18日)

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気持ちが分からないではないですが・・・

塗装された玄関ドアレバー

輸入住宅の玄関ドアに使われているクイックセット(Kwikset)社製の古いドアレバーとデッドロック。

古いと言っても現行の製品ですから、輸入資材の製品寿命は長いですね。

今回ご依頼頂いたのは、知り合いの工務店さんにこれらのドア金物の錆が気になるという相談をしたら、当初ゴールド色だったものが黄色に塗装されてしまいイメージが変わってしまったので、何とかしたいというものでした。

また、ドアレバーの方も調子が悪くなってきたそうですが、工務店さんからはドア全体の交換を勧められてドアレバーだけの交換が出来ないだろうかというご希望も頂きました。

こちらのおうちはお店兼用にもなっている為、来るお客様にも美しくて使い勝手のいい玄関をお使い頂きたいという感じだと思います。

昔のクイックセットの製品は、金メッキの質が今ほどではなく、数年で錆が出てくるといった感じでした。ただ、現在私たちがお勧めしているものは、金メッキが錆びにくく雨の後に雑巾やタオルなどで水を拭いて頂ければ、殆ど錆が出ないものとなっています。

輸入のドア金物について知識や経験のない建築屋さんであれば、ドアノブの交換をしたことがないという理由でドアそのものを国産のものに交換しようという提案をするのですが、そんな必要はありません。

ドアレバーもデッドロックも新しいものに交換することが出来ますし、ドアの建て起こしの調整をすれば、ドア自体もスムースに動くようになるのです。

それにしても、ゴールドが錆びたからと言って黄色で塗装するなんて、小学生のお絵描きみたいにお粗末な仕事ですよね(笑)

また、レバーハンドルが上下逆さまに付いているのも変ですね。恐らく、室内側と屋外側のレバーが入れ替え出来るということを知らなかったのか、単にそのまま付けたのか、そのどちらかかも知れません。これでは、ハンドルのカーブがいつまでも手に馴染まなかったような気がしますね。

<関連記事>: 玄関の新しいドア金物 (2019年6月18日)

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インテグリティの網戸には、調達不可能な部品もある

インテグリティの網戸コーナー材

マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド・サッシについては、廃番のサッシでない限り交換部材の供給は殆ど大丈夫ですが、ファイバーグラスで出来たインテグリティ(Integrity)のシリーズに関しては、部材の供給が制限されるものもあります。

その一つが、この網戸のコーナー材。樹脂製の小さな部品ですが、メーカーは部品の供給ではなく、網戸毎の交換でしか対応してくれません。

通常のアルミクラッドに使われているものと、インテグリティに使われているものと、然程違いがないように見えるのですが、コーナーに露出する部分の太さ(幅)が若干異なります。

そんな違いなら、それを流用すればいいようにも思いますが、そのコーナー材がインテグリティの網戸フレームに合うかどうか分かりませんし、例え合ったとしても露出部分の違いによって網戸全体の寸法が数ミリ違ってくると考えると、少しリスクがあるようにも思います。

インテグリティのコーナー部品ですが、部品メーカーのラインナップを探しても全く同じというものはありませんでした。ですから、インテグリティの網戸については少々高くなりますが、網戸を新しく調達した方が間違いはなさそうですね。

まあ、マーヴィンの廉価版で画一した製品構成しかないインテグリティですから、融通が利かないのは致し方ありません。そのうち部品から網戸を作る方法もボチボチ見つけるつもりですが・・・。

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