お知らせ : ページ 32

糸が戻らないチャネルバランサー

シングルハング窓用チャネルバランサー

輸入のシングルハング・サッシに装着されているチャネルバランサー。

長い棒状の金属の端にプラスチック製のエンド・パーツが付いているという形状をしています。

上げ下げ窓の開閉がスムースに出来ないという場合、サッシ枠の両サイドに取り付けられているバランサーにトラブルがあると考えるのが普通です。

写真のバランサーは、バネ部品が破損したか、バネそのものが劣化して錆びてしまったのか、建具を持ち上げる為の糸が戻らなくなっています。(糸を巻き上げる滑車も、糸が外れて下に垂れています)

この糸(ヒモ)がバネの力で戻ることで、重い建具を吊り上げることが出来るのですが、こうなると窓を開けられなくなってしまいます。

この不具合は、バランサーを交換すればちゃんと直すことが出来ますが、エンド・パーツの形状や金属棒のサイズが少し特殊な気がします。

いつものものと安易に注文してしまうと、もしかすると装着出来ないということがありますから、細かな点も調査をした上で商品を購入することが大切です。

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久しぶりに行きたいねぇ~

Street of Dreams

日本ではまだ長梅雨が続いておりますが、アメリカ オレゴン州のポートランド郊外で毎年繰り広げられる高級住宅展示会が、7月末から1ヶ月の間開催されます。

その名も、「ストリート・オブ・ドリームズ」。現地の有名デザイナーとビルダーが手を組んで、ゴルフコースの一角のような美しい場所に最新トレンドを考慮したカスタム・ハウスをいくつも建てます。

それらを一般に開放してショーのように見せるのが、この企画。

(尚、ショーですから、チケットを購入しておく必要があります)

勿論、この展示会が終了した後は、一般の皆さんに家具類をそのままセットにして分譲されます。

アメリカの最新トレンドを見ることが出来るとあって、現地のお客さんが大勢押し掛けるのですが、毎年日本やアジアの国々からも住宅メーカーのマーケッターや設計士、輸入住宅ビルダーも見学にやってきます。

私もこの会社を興す前に一度見に行ったことがありますが、日本の建売住宅と違って、本物の高級住宅の分譲ですから、それはそれは圧倒されます。

輸入住宅のトレンドだけでなく、今後日本の住宅で流行りそうなデザインや色も知ることが出来ますから、一般の皆さんも必見かも知れません。私もたまにはこうした本物を見に、お客様を連れて行きたいものですが、なかなか時間が取れないのが悲しい処です。

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屋根裏部屋のカビ

屋根裏部屋のカビ

数ヶ月前に購入したという中古住宅。屋根裏部屋もあって、可愛らしい外観をしていますから、気に入って買われたのだと思います。

ただ、気になることがあったようで、私共にご相談を頂きました。それは、部屋のカビや水染みの跡。

主に屋根裏部屋が問題のようですが、写真のようにコーナーのジョイント部分に黒くなった所が存在します。また、アルミサッシの周囲のビニールクロスも剥がれてきていて、そこの下地も変色しているといった状況でした。

お客さんやリフォーム業者は、雨漏れだと判断したようで、屋外側の窓の周囲等にコーキングなどを施工して、それで補修を完了したようですが、屋根裏などの高い場所にある窓は処理をしなかったようで、不安が残ったという感じだったのかも知れません。

まだ、現場を直接見た訳ではありませんから詳しい状況は分かりませんが、私が推測するにこれは冬場の室内結露ではないかと考えています。

現在は、こうした部分は黒くはなっていますが、比較的乾いた状態ですし、この梅雨のたくさんの雨でも雨漏れを起しているという状況は見受けられないといった感じのようです。また、現在は購入したばかりで人が住んでおらず、生活による水蒸気や温度変化もありません。

ただ、これを解消する為には、室内の空気や熱を効率よく逃がしてやるといった仕組みが必要ですし、ある程度抜本的な部分の工事をしないといけないかも知れません。

この家のように屋根裏がチェック出来るおうちはまだいいのですが、屋根裏を閉じた空間にして見えない状態になっている家は、この問題に気付かずカビや構造材の腐食が発生していることも多いですから、一度天井を開けて屋根裏へ入ってみることが必要ですね。

ずっと暮らす家ですから、家族の健康を考えてカビや結露の問題は早く解決しておきたい処です。

<関連記事>: 屋根裏及び屋根裏部屋の結露対策(1) (2007年9月1日)

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今日は、ガラスサイズの計測でした

ハーフサークル・ウィンドウのサイズ計測

愛知県一宮市の輸入住宅で主に外装の塗り替え工事を行うのですが、この長梅雨の為、なかなか思うように職人の日程が決まりません。

まあ、ある程度予想はしていたことではありますが、ここまで毎日雨が降ると外仕事は全く出来ない状態と言っても過言ではありません。

今日はお客様の処に伺って、外壁や内装に塗る塗料 パラペイントの色見本をお渡ししがてら、交換が必要なハーフサークル・ウィンドウのサイズ計測をしてきました。

交換が必要と言っても窓そのものを交換する訳ではなく、枠に装着されたペアガラスの交換です。ご覧のようにペアガラスの内部に雨が入り込んで、雨垂れが幾筋も付いています。

いつも申し上げるように、こうなるとガラスの周囲のスペーサーが錆びてきたり、ガラスが曇って見えなくなってきますから、ガラスの交換が必要です。(ガラスが割れて、中に水が入っても交換です)

写真は、ガラスの周囲に付いていたガラスの押し縁を外した処です。押し縁を外すと、ペアガラス全体が露出しますから、全体を容易に測ることが可能となります。

ただ、この押し縁を外すのが相当厄介なんですね。当然ガラスが簡単に外れないようにしっかり固定するものですから、押し縁そのものも外れにくい形状になっています。

こちらは、輸入の樹脂サッシですから、あまり無理に外そうとすると押し縁そのものが割れたりしてしまいます。

今回は、室内側に押し縁が付いていましたからまだいいのですが、これが屋外側に付いていると、太陽の紫外線に曝されて樹脂が劣化して固くなってきていますから、更に難易度は高くなります。

押し縁もガラスと一緒に輸入出来ればいいのですが、このサッシを作ったヴァイスロイ(Viceroy)というカナダのメーカーは、既に会社がないようですから、丸い形状の押し縁を入手するのは、不可能に近いかも知れません。

ですから、こういう仕事は出来るだけ経験のある輸入サッシの専門家にお願いしないと、反って修理箇所を増やすことにもなりかねません。

今回は、無事押し縁を外すことが出来ましたし、ガラスの寸法確認も出来ましたから、あとはこのサイズ・デザインのガラスを作ってもらうだけです。勿論、装着後にはガラスの周囲の防水工事も行いますよ。

<関連記事>: 大きな半円ガラスを交換しました (2019年8月31日)

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ローウェン製ケースメント用ロック部品の破損

ローウェン製ケースメント用ロック部品の破損

滋賀県のお客様から、ローウェン(Loewen)製ケースメントサッシ用ロック部品が破損したので、交換部品が欲しいという相談がありました。

写真は、そのロック部品を外して裏返しにした状態ですが、ロック・キーパー(ロック受け)に引っ掛かる白いプラスチック部品が割れてしまっています。

これが割れてしまうと、キーパーをガッチリ掴んで建具を引き込むことが出来なくなりますから、鍵は掛からなくなってしまいます。

このロックが1つ付いているだけの窓だと、これが壊れると防犯性に影響しますが、ロックが2つの時1つが壊れると建具の引き込み具合が均一でなくなり、引き込み方に歪みが生じます。

そうなると、開閉金物やヒンジにも影響が出て、窓が傾いて動くなんてことにもなりますから、取り敢えず鍵が掛けられるからと放置しないで、早めにこの部品を交換することが必要です。

また、最近ではこのロック部品が改良されて、ロック・キーパーの形状も少し変わりましたから、キーパーも同時に交換することを忘れないで下さいね。キーパーの取付け位置も微妙に変化しますから、よく注意して正しい位置に固定することが大切です。

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窓を開けたら、こんな風になってませんか?

木部が腐ったマーヴィン社製ケースメント・サッシ

こちらは、20年以上前に施工されたマーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ケースメント・サッシ。

クランクハンドルを回して窓を開けようとするのですが、少し様子が変でした。

通常は、ハンドルを回したら回した分だけ建具(障子)が開いていくのに、十分に開いていかないのです。

よくよく見たら、ハンドルに連動して動くオペレーター・アームと、その先にある建具とがやはり連動していません。そこで少し手で建具を押し開けてみると、この通り。

建具の木枠にビス留めされているトラックレールが、木枠の一部と一緒に外れています。木はボロボロになって、まるで木の化石のようにも見えますよね。

これは、雨水がガラスやアルミの外装部分から侵入して、木枠を内部から腐らせてしまった結果、木枠の下端が脱落してしまったのです。

お客様もずっと長い間窓を開けることがなく、窓への雨の侵入にも気付かなかったことで、徐々に建具がこんな状態になってしまいました。

雨が降った後は、窓を開けて乾かしてあげることは勿論ですが、10年に一度くらいはガラスの周囲やアルミのつなぎ目に防水処理をしてあげることが大切ですし、木部の塗装もティンバーケアのような屋外用の防水塗料を使うことを忘れてはいけません。

自然素材で出来ているものは、人間の気持ちや暮らしを癒してくれますが、ケアをしないとすぐに悪くなるということを覚えていて欲しいものです。今回は、メーカーに依頼して建具だけを調達しますが、防水処理や塗装を交換前に行って、今後同様のリスクが少なくなるように施工する予定です。

因みに、こういうサッシの雨漏りによるトラブルでも、火災保険で補修費用が捻出出来るケースがありますから、一度保険会社に相談することをお勧めします。

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アンダーセン社フレンチドア・パネルの剥がれ

アンダーセン社フレンチドアの剥がれ

愛知県海部郡のお客様から輸入サッシやドアのメンテナンスについてご相談をいくつか頂きました。

いくつかの建材に対し、異なったトラブルが発生しているという状況で、一度に全てをご紹介することは出来ませんが、その一部を書かせて頂くこととします。

まずは、アメリカ アンダーセン(Andersen)社の両開きフレンチドア。

お庭に向かって、左右のドアが大きく開いていくフレンチドアは、輸入住宅好きの方にとっては憧れでもあります。今回、そんなドアの化粧パネルが剥がれてきて、ドアの中に雨水が入り込んできているという相談でした。

写真の矢印の部分に隙間が生じ、そこから雨が中に侵入してきたというトラブルです。(お客様自身で応急処置をしたようですが、うまく補修が出来なかったようです)

アンダーセンの古いフレンチドアや掃出しサッシについては、この表面材の剥がれが問題となるケースがよくあります。以前にも4枚ドアの掃出しサッシで同じトラブルが発生し、建具のドアを全て交換するという案件がありました。

表面材の密着が経年で悪くなるということは、避けられないことかも知れませんが、やはり定期的に何らかの予防処置をすべきだと思います。

ガラスの周囲やドアパネルのつなぎ目など、雨が侵入しやすい場所に防水コーキング等を使って防水処理をしたり、ドアの表面に塗装をし直すことによって、そのリスクを少しでも軽減させる努力を惜しんではいけません。

今回、どこまで雨漏れが進行しているのかは、現地調査をしてみないと判断出来ませんが、補修か交換か何れかの対処が必要です。何れにしても、サッシやドアの防水メンテナンスは、木製建材を多く使う輸入住宅では必修です。

そうそう、こういうトラブルは台風のような強い雨風で発生する場合がありますから、そういう場合は火災保険の風災で補償してもらえるかも知れませんから、一度保険会社にも相談してみましょう。

<関連記事>: 外装の化粧板が剥がれました (2019年4月19日)

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引き違いサッシの戸車部品

輸入引き違いサッシの戸車

プラスチックの色も変わって、随分劣化した印象のある部品ですが、これはアルパイン(Alpine)社製の引き違い窓の建具の下に装着されて、レールの上をスムースに動かす為に使われます。

輸入サッシの引き違い(スライダー)は、片方の建具はハメ殺し(FIX)になっているものが殆どで、片方しか動かない片引きサッシとも呼ばれます。

今回、お客様から窓の開閉が固くて窓を開けられないという相談を頂き、現場調査を行いました。

お客様は、このローラー部品が不具合を起し、レールの上を転がらなくなったことが原因だろうと考えていたようですが、実際にはそれだけではありませんでした。サッシ枠に歪みがあって、建具が左右するレール部分が湾曲していることが、動きを悪くしている一番の原因でした。

樹脂サッシは、柔らかくて柔軟性のある素材で出来ていますから、建物自体に歪みが出たり、窓の周囲の部材から圧力が掛かると、それがサッシに影響を及ぼすと考えられます。

構造から来ている問題を修正するには、基本構造を触らなければいけませんから、そこまでするかどうかはお客様次第ですが、戸車部品の交換やレール部分のクリーンアップなどで出来る限りスムースに動くように調整してみるつもりです。

写真は、不具合部品とそれが掲載されたアメリカの部品カタログです。似たような輸入パーツがたくさんある中から同じものを見つけて、それを調達するのはプロでなければ難しいかも知れませんね。

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ガラス内が結露したアルパイン製樹脂サッシ

結露したアルパイン製樹脂サッシ

こちらは、愛知県豊田市にある賃貸輸入アパートに取り付けられたアルパイン(Alpine)社製樹脂サッシです。

上下にサッシを組み合わせた大きな複合サッシですが、そこに使われているペアガラスが全て内部結露を起していました。

不具合が起きてから随分時間が経っているのか、ガラスの中は全面曇っていますし、ガラスの周囲の金属スペーサーも相当錆び付いています。

アルパインというサッシ・メーカーは、国内では手に入らない状況となって久しいですが、サイズに合わせてガラスを特注すれば、元通りに戻ります。

大家さんもいろいろ管理会社に相談したようですが、輸入サッシを直せる人間が見つからず、店子のお客様から相当クレームを頂いていたようです。

私たち ホームメイドは、こうしたトラブルを全て修理することは可能ですが、このサッシは外側からしかガラスを外すことが出来ませんし、それもハメ殺しのFIX窓が2階に2つもあるので、外部足場を組まなければガラスの詳細寸法も確認出来ず、交換作業も不可能です。

そういった意味では、特注ガラスの調達だけでなく、施工の費用も結構掛かりますから、それまでしてメンテナンスをするかどうかは、大家さん次第です。でも、このまま放置は出来ないでしょうね。

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ピッタリくっついています

雨や湿気で膨張した玄関木製ドア

こちらは、輸入の木製玄関ドアですが、ドア枠とドアとの間にある隙間が全くない状態になっています。

もう紙すら入らない状況と言っても過言ではありません。

玄関ドアの上には、大きめの屋根(ヒサシ)も付いていますし、然程雨が当たる状況ではないように思えますが、この梅雨の長雨や高温多湿といった環境で、ドアや建物の木が膨らんでしまっているようです。

恐らく天気が晴れて木も乾燥してくれば、それなりにこのトラブルも解消してくるように思いますが、また同じ状況になってくればドアが枠に当たって開けられなくなるかも知れません。反対側のヒンジ側の隙間をチェックしましたが、こちらと同様隙間が少なくあまり調整する余地がないというのも問題です。

こういう場合、ヒンジ側のドアの側面を少し削って、ある程度隙間が出来るようにすることが求められますが、その加工や調整は少し技術が必要です。また、木に余分な湿気が入り込まないように、ティンバーケアなどで防水塗装してやることを忘れてはいけません。

高級な輸入住宅であればある程、自然素材を多用して家づくりがなされていますから、無機質な工業製品のようにはいきません。その場所やその季節、家の造り方によって臨機応変にメンテナンスしてこそ、長く住むことが出来る輸入住宅となるのです。

そこで何もケアしてあげないようなら、自然素材で出来た輸入住宅はその美しさを失い、どんどん悪い状態になっていきますから注意が必要です。

長く何もしないでいいものが素晴らしいものではありません。手入れをしてやることで、その美しさや質感を保ってくれるものが本当に価値のあるいいものなのです。

<関連記事>: ムシムシ暑い夏は、玄関ドアが閉まらない? (2015年7月14日)

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