お知らせ : ページ 31

重さが違うとヒンジも違う

ドアヒンジの比較

こちらは、私たちが輸入住宅に施工するドアの輸入ヒンジ(蝶番)。

角が丸かったり、四角かったり、大きさや色も様々あるのですが、代表的な室内ドア用と屋外ドア用のものをご覧頂きます。

北米式の輸入住宅に使われる外部ドアは、無垢の木製のものかファイバーグラス製のものかが多くなってきていますが、ドア厚が44mmもある為、ドアそのものの重量も相当重くなります。

次に室内ドアは、やはり無垢の木製のものもありますが、コストを抑える為に中身が空洞になったハローコアのフラッシュ・ドアも存在します。その厚さは、35mmと外部ドアの75%程度しかないので当然重さも軽くなります。

それを支えて開閉させる金物がこれらのヒンジとなる訳ですが、高さが2m程度のドアであれば外部用も室内用も3枚ずつが取り付けられます。

室内用と屋外用とでは、ヒンジの大きさや厚みも当然変わってきます。(外部用は、写真の127mmのもの以外に102mmも一般的です)

ドアヒンジは、毎日開け閉めする為、常に消耗する部材です。

その為、10~15年くらいで定期的に交換してやる必要がありますが、どこのドアに使うものなのかやどんな形状・大きさのものが使われているのかを正確にチェックして、適切なヒンジを調達するようにしたいものです。(私たちは、外部用に減りが少ないワッシャー入りのステンレス製を使用)

また、ヒンジを交換する時は、ドアの下がりや歪み・傾きを修正することが出来るいい機会ですから、専門家に調整作業をお願いすることを忘れないで下さいね。

窓やドアは、都度メンテナンスしていけば、生活がしやすいばかりでなく、家の価値そのものを維持することが出来るということをお忘れなく。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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輸入サッシは、まず掃除から

ゴミや汚れが溜まったケースメント窓の下枠部分

こちらは、古いミルガード(Milgard)社製ケースメントサッシの開閉金物部分のアップです。

建具(障子)部分のペアガラス内にも錆びがあり、その樹脂枠にも汚れと結露が混ざって乾いた跡が見受けられます。

また、左右にスライドするウィンドウヒンジやオペレーターといった部分にも随分ホコリやゴミが散見される状況です。

こんなに汚れが溜まった状況では、窓の開閉がうまくいかないのは皆さんでもお分かりでしょう。最近の輸入住宅は高気密・高断熱。冬は暖房、夏はクーラーを使い、殆ど窓を開けないというご家庭も多いと思います。

でも、そうすると建具と窓枠との間に雨や湿気が溜まるばかりか、外の砂や枯れ葉、排気ガスの油なども入り込んだまま抜けなくなります。

因みに、製鉄会社がある愛知県東海市などは、鉄粉も飛んできますから新築後まもなくでもサッシの塗装の劣化や金物の錆びなどが発生します。

家の中の掃除をこまめにするというお客様でも、窓を開けてサッシの金物部分まで掃除をするという人は殆どいません。

こうした手入れをしないまま窓を使い続ければ、窓の金物がスムースに動かなくなるばかりか、錆付いてギアなどが欠損したりもしますし、建具の水平・垂直に狂いが生じサッシが閉まらなくなったりします。

輸入サッシは不具合が起りやすいなんて話をする人がいますが、それはご自身が手入れをしていなかったことを棚に上げているだけのこと。

小さなハケや歯ブラシを使って細かな処まで掃除をした後に、シリコンスプレーを可動部に差してあげれば、そう簡単には悪くならないのが輸入サッシです。

勿論、長く使っていると防水処理が切れてきたりしますから、そういう時には私たちのような専門ビルダーに相談して、処理のやり直しをしてもらうようにすれば、ペアガラスの曇りや結露のトラブルも回避出来ます。

今回の台風が去ったら、窓を開けて掃除をしてみては如何でしょうか?

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知らずに開けるとガラスが割れます

糸切れを起こしたアンダーセンのダブルハング

こちらは、軽井沢のお客様の輸入住宅に施工されたアンダーセン(Andersen)社製の3連ダブルハング・サッシ。

写真には2つしか窓は写っていませんが、3つ並んでいるとリズムがあって豪華ですよね。

ただ、これらの窓は開けることが出来ません。建具(障子)の上端から糸がダランと下がっているのが見えると思います。

本来ならこの糸は窓の上枠内にあるバランサーから出ているはずですが、途中で切れてしまった状態です。バネが内蔵されたバランサーは、この糸で建具を上に吊り上げているので、糸が切れた建具は上に持ち上がらなくなってしまいます。

ですから、それを知らない人が窓を開けようとすると、窓が下へ落ちてしまい、その勢いが強いとガシャンと窓ガラスが割れてしまいます。そういう理由で窓を開けられないように、ガムテープを貼ったり注意書きを貼ったりしているんでしょうね。

経年劣化によるバランサーのヒモ切れは15年くらいで起きますから、1ヶ所が切れたら他の箇所も寿命だと思って、一緒に交換することをお勧めします。

まだ切れていないからと言って交換しないと、数ヶ月後に突然切れるなんてこともあります。そうなると、またメーカーから送料を掛けて送ってもらわないといけませんし、交換の為にまた交通費も必要となります。

車の車検と同じで、消耗品は不具合がなくても定期交換することが重要なんです。バランサーの交換をする際は、窓以外の不具合チェックや手入れの方法についてもお話ししますから、損はありませんよ。

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オーニングにもケースメントにも使われています

破損したローウェンのオーニング窓用ロック金物

こちらは、ローウェン(Loewen)製アルミクラッドサッシに使われているロック金物です。

写真右の建具(障子)に付いているロック受けのフックが、写真左のロック本体の中に入って、サッシをロックするという仕組みで作られています。

ロックレバーを下げると、建具が窓枠側にグッと引き込まれ、窓の気密が上がるということなんですが、強く引き込む為にロックの内部構造には負担が掛かってしまいます。

これを長く使い続けていくと、内部の樹脂パーツが不具合を起し鍵が機能しなくなるというトラブルが発生します。ですから、この古いロック金物は、10~15年程度で交換するというのが一般的かも知れません。

今回もお客様から新しいものを手に入れたいという相談を頂き、注文手配をすることになったのですが、現在のものは本体の内部構造が少し改善されたのか、ロック受けの形状も変化しています。

写真の窓は、下側が開いていくオーニングと呼ばれるサッシですが、ローウェンの窓では横に開くケースメントサッシにもこの金物が使われています。

部品が共通化されている為、交換部品の種類も少なくて済むことはいいことですが、同じ時期にメンテナンスが必要になるという点では一緒に交換手配をすることを考える必要がありますね。

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ロックが外れなくなった掃出しサッシ

ロックが外れなくなったミルガード製掃出しサッシ

こちらは、ミルガード(Milgard)製輸入樹脂サッシのスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)。

一見何の変哲もない掃出しサッシのドアハンドルですが、実は鍵が掛かったままロックの解除が出来なくなったのです。

このお客様は埼玉の方に住んでいるそうで、近くでは対応してもらえる専門業者もいないとのことで、遠く愛知県の私たち ホームメイドにご連絡を頂きました。

こういうトラブルは、年に数件相談があるのですが、泥棒でも外から鍵を開けるのが困難なドアですから、素人のお客様ではどうしようもありません。

私たちもこうして写真で確認しているだけですから、はっきりとしたことは言えませんが、輸入の工具や知恵と経験を駆使して解除を試みます。

今までこういう状況で様々なメーカーの掃出しサッシのロックを修理・メンテナンスしてきましたから、ロックの解除は可能だと思いますが、今までとは全く違う原因や破損状況だとも限りません。つまり、現場で実物を見ていない状況では、ある意味出たとこ勝負ということでもあります。

お客様にとっては、遠くから出張費を掛けて来てもらったはいいが、結局ドアが開かなかったり、破損した金物を交換出来なかったりしたら、お金を掛けただけ損と考えるのは仕方ありません。

そんなリスクを負ってでも、どうにかして鍵が開くようにしたいと考えるのも人情ですから、そういう人の為であれば移動距離や拘束時間の問題を横に置いて、出来るだけお役に立ちたいと思います。

さて、今回のお客様は、どうされるのでしょうか。私たちも無理強いはしませんよ。何れにしても、こうなる前に必ず予兆があるはずですから、少し変だなと感じたら早めに相談して下さい。

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ローウェンの上げ下げ窓のロック

ローウェン社ダブルハングのロック金物

こちらは、ローウェン(Loewen)製輸入サッシのロック金物。

新潟のお客様から、この金物が傷んだので新しいものが欲しいというご相談を頂きました。

構造そのものは、国産サッシのクレセントと同じですが、素材は硬い鋳物で作られています。

ですから、強い衝撃を受けるとパキンと割れてしまったりしますから、無理に鍵を掛けることは禁物です。(だからと言って、鍵を掛けられないのは防犯上不安ですから、早急にその原因を専門家に確かめてもらう必要があります)

同じローウェンのダブルハングでも、製造時期やオプション設定によってこうした金物部品が違ってくる場合がありますので、現在付いているものの形状や寸法をしっかりチェックしなければなりません。

お客様のおうちの近くには、ローウェンの部材を調達したり、修理をしたり出来る人間がいらっしゃらないようですから、愛知県からの遠隔操作にはなりますが、出来るだけお力添えをしていきたいと思います。

勿論、どうしても私たちが修理をしなければならないという場合には、出張してでも直しに伺いますから、大丈夫です。後は、皆さんのおうちに対する思いがどれだけなのかが、家の寿命を決定すると言っても過言ではありません。

まあ、私たちも何年この仕事を続けられるか、分かりませんけどね・・・。

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足場がないと外せません

屋外からしか外せない窓のガイドレール

こちらは、アルパイン(Alpine)製ケースメント樹脂サッシの建具を下から撮った写真です。

いかにも屋外から撮影したように見えますが、実は手を伸ばして自撮りをする要領で写真に撮りました。

こちらは、窓を開閉する為のオペレーターに不具合があって、そのオペレーターがどういった形状をしているかを確認する為に撮ったのです。

建具の樹脂枠には、相当水気が溜まっていたのか、緑のコケのようなものが付いています。オペレーターが壊れていたので、きっとあまり窓を開けられなかったのでしょうね。

こうした写真などでオペレーター等の金物類は特定出来たのですが、写真の矢印の部分のガイドレールが「コの字」の形状をしているのが分かりますでしょうか。

この「コの字」の部分をオペレーター・アームが前後に動いて窓を開け閉めするのですが、ガッチリ「コの字」で挟まれているので、オペレーター・アームをレールから外そうとする際には、まずレールを建具から外さなければなりません。

ただ、レールを固定しているビスが、建具の下の両サイドに付いているので、室内側から身を乗り出してビスを外すことは出来ません。つまり、2階にこの窓が付いていると、外部足場を立てて屋外側から建具のビスを外すしか方法がないのです。

だって、もし室内側から感覚だけでビスにドライバーを差し込められても下手をするとビスを下に落としてしまい、失くさないとも限りません。

ケースメントの開閉金物を外したり取り付けたりするのに、室内で作業が出来ないというパーツは初めて見ました。こりゃ、普通のリフォーム屋さんや住宅メーカーでは、歯が立たない仕事かも知れませんね。

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トイレのドアが開いたまま

鍵爪が掛からないドアレバー

こちらは、今日不具合調査に伺った輸入住宅のトイレドアです。

一見何の変哲もないドアレバーが写っているように見えますが、よ~く見るとドアラッチのフェースプレートとドア枠側のストライクプレートの位置が、上下に5mm程度ずれています。

実は、このトイレドアは、ドアを閉めようとしてもラッチが穴に引っ掛からず開いたままになってしまっているのです。

つまり、内鍵を掛ける掛けない以前の話になっているんです。そりゃ、これだけ穴とラッチがずれていれば、ラッチが引っ掛からないのは当たり前ですよね。

これがどうしてこうなったかと言えば、長年のドアの開閉が頻繁だったことと、ドアが多少捻っていてドアヒンジの摩擦が大きかったのが、原因のような気がします。

これを修理する為には、擦り減ったドアヒンジを交換すると共にドアの位置をもう少し上の方に戻してやって、ラッチの位置をストライクの正面に来るようにしてやることが必要です。

ただ、ドアがひねっている状況は、多少ヒンジの調整等でごまかすことは可能ですが、捻り自体を直すことは出来ませんから、一番帳尻が合う位置に持ってくるしかありません。

これって、3次元で位置調整するということですから、普通の業者さんではなかなか難しい作業です。ただ、こういうことも全て自然の摂理から考えることをすれば、どう調整したらいいか自ずと見えてくるものなんです。

ドアが閉まらないとか、ドアが引っ掛かって開けづらいとかいう場合は、思っている所が原因ではないことの方が多いですから、輸入住宅のプロに相談するようにして下さいね。

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傾いて開かない上げ下げ窓

バランサーの不具合で窓が傾いたミルガード製シングルハング

こちらは、ミルガード(Milgard)製輸入樹脂サッシのシングルハング。

写真左のサッシは正常のようですが、右のサッシは建具(障子)が斜めに上がっているようです。

窓は開くには開いているようですが、こういう感じになってしまうと建具が窓枠に引っ掛かってしまって、開けるのにも一苦労です。

これは、建具の両サイドに内蔵されているチャネルバランサーと呼ばれる吊り金物が、片方だけ機能不全を起こして建具を持ち上げられなくなったことが原因です。

ただ、この状態になるまでにはある程度長い時間が掛かっているはずですから、もう片方のバランサーも同様の劣化をしていると思います。

その場合、正常なバランサーもそんなに遠くない将来、不具合を起す可能性が高いでしょうから、その時は窓自体が開けられなくなってしまいます。(今は正常な隣の窓も、交換時期だと思います)

本来、バランサーは消耗品で10~15年程度で定期的に交換していく必要がありますが、そういうことを知らずに輸入住宅で過ごしている人はたくさんいます。

そんな人が突然窓の異変に気付いて修理のことを意識する訳ですが、その頃には家を建てた住宅メーカーもメンテナンス・サービスが出来ない状態になっていることが殆どです。

それは、新築の施工は出来ても、その後の修理について何ら知識を持っていないということもありますが、輸入住宅の事業自体をとうの昔に止めてしまったということも原因です。

輸入住宅に限らず、家というものはお金と時間を掛けてメンテナンスを継続してこそ、その価値を維持することが可能です。その為には、日頃からメンテナンスに協力してくれる専門業者を見付けておく必要がありますよ。

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これがないと網戸が付かない

網戸を装着する為のバタフライクリップ

輸入サッシに取り付けられたプラスチックの小さな部品。

輸入サッシの中でもマイナーなものではありますが、この部品は網戸をサッシ枠に固定する為に使われるバタフライクリップという付属部品です。

正式名称は、リテイナー・クリップというのですが、サッシ1ヶ所に対して4個のバタフライクリップが使われます。

ただ、太陽の紫外線等が当たる窓際にありますので、樹脂が劣化してしまうことはある意味仕方のないことですから、10年以上でその寿命は終わってしまうかも知れません。

本来、この部品は消耗品ですから、いつでも交換部品が手に入る状況でなければいけないのですが、サッシ・メーカーが国内から撤退してしまったか、輸入商社がそういったサッシの取り扱いを止めてしまったことで、入手が困難になりました。

どうにかこうした部品を調達しようとお客様からご相談を頂くことが多くなっているのですが、特殊でマイナーな部品故にアメリカでも購入出来る処は限られています。

現在、私たちはこうした部品を調達することが出来ますが、それが出来る期間がどのくらいかは分かりません。常に交換が必要となる部品については、調達の際に少し余分に購入することが生活防衛となる気がします。

ただ、20年も前の部品が手に入るのは北米ならではであることも、安心材料として覚えておいても損はありません。

<関連記事>: こんな固定部品もあるんです (2019年5月11日)

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