お知らせ : ページ 25

横浜でローウェンの修理

横浜 赤レンガ倉庫

輸入サッシ ローウェン(Loewen)の修理・メンテナンスを行う為に遠く横浜までお伺いしました。

こちらのおうちは、バルコニーのドアのロックが解除出来ないという不具合を調査・調整する目的で数か月前にお邪魔し、仮復旧させた輸入住宅です。

今回は、問題を抜本的に直す目的で、ドアの調整機能付きヒンジを新しいものに交換することを行いました。

それ以外にも、スライディングパティオドア(掃出しサッシ)用のロックケースの交換やケースメントとスライダーのロック金物の交換・調整も行いました。

向かう途中、東名高速で道を塞ぐような事故の渋滞に遭遇し、3時間近く到着が遅れましたが、何とかその日のうちに作業を全て終えることが出来ました。

長くお使い頂いていますから、それなりに癖が付いてしまっています。そうした窓をある程度元の状態に戻す調整作業も実施したので、随分軽く操作が出来るようになったのではないかと思います。

ただ、そんな窓でも自然素材である木が使われていますから、木の歪みや反りなどは完全には直すことは出来ません。そうした問題を調整することで、今後もうまく付き合っていけるようにすることこそが、大切な仕事です。

仕事の翌日、そのまま名古屋へ帰るだけではつまらないので、港にある赤レンガの倉庫群へ行ってきました。レンガだけで構造や外壁・内壁を造った建物ですから、内部には補強の鉄骨が至る処に入れられていました。

でも、100年以上前の建物が、形こそ変わりますがずっと使われ続けているということが本当に素晴らしいと思います。

私たち ホームメイドのレンガ積み外壁の家も、100年後に文化財として、そして人々が暮らす現役の建物として残っていって欲しいものです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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黒いプラスチックが割れるとレールから外れます

ウィンテック製オーニング・サッシのウィンドウヒンジ

オーニングやケースメント・サッシに使われるウィンドウヒンジ。

これが窓枠から建具(障子)が外れないように固定する役目を果たすと同時に、建具が回転しながら開くという動作をさせています。

写真は、ウィンテック(WinTech)という樹脂製オーニングサッシから外してきた古いウィンドウヒンジ。

左が正常な状態のもので、ガイドレールの中をスライドする黒い樹脂で覆われたガイド部品が走ります。樹脂が覆っていることで、金属同士がぶつかって擦り減ることをなくしていますし、錆びて動かなくなる心配もありません。

ただ、黒い樹脂はそれ程厚みがある訳ではありませんから、10年以上経ってくると樹脂が割れたり剥がれたりして金属で出来た本体が露出してくることもしばしばです。

そうなってしまったのが、右側のウィンドウヒンジ。ガイド部品がガッチリとレールに噛まず、少し隙間が出来た状況となりますから、自然とガイドがレールから外れてきてしまいます。

そうなると、建具が窓枠に固定出来なくなりますし、うまく作動しなくなることはご理解頂けると思います。

この部分だけを交換出来れば直るのでしょうが、ガイド部品はアーム部品から外せない構造になっている為、ウィンドウヒンジごと交換しなければなりません。

ちょっともったいないかも知れませんが、これらの部品を丸ごと新しいものにしてこそ、また10年安心出来るサッシになるのですから、ケチケチせずに交換しましょう。

ただ、このウィンドウヒンジもご多分に漏れず、様々なサイズ・形状のものが存在しますから、ちゃんと適切なものかどうかを確認してからオーダーするようにしたいものです。

それから、このウィンドウヒンジは、結構取り付けるのが大変ですから、出来れば経験のある人にお願いして交換作業をしてもらった方が、間違いないと思いますよ。

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ゴールドのキッチン水栓、入荷!

クラシックなゴールドのキッチン水栓

先日、アメリカへ注文していた水栓金具が届きました。

長い鶴首の吐水口、金に白のレバーハンドル、本体はゴールドのクラシック・デザインのキッチン水栓です。

20年前の輸入住宅ブームの際は、よく流行ったデザインでしたが、今アメリカではマイナーなスタイルです。

でも、私たちのお客様は、再度同じスタイルの水栓金具を選びました。やっぱり、好きなものは好きなんですよね。

そういう日本の輸入住宅好きはのお客様は、たくさんいるんですよね。今週、壊れた水栓金具とこれを交換しに伺いますので、消費税の増税前に間に合いました。

壊れたのは悲しいことでしたが、また新たな水栓金具をキッチンに取り付けたなら、きっと新築時のわくわくした気持ちが蘇るはずです。

<関連記事>: 珍しいですが、今でも購入出来ます (2019年9月7日)

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ここまで下がると鍵が掛からない

擦り減った室内ドアのヒンジ

こちらの写真は、擦り減った室内ドア・ヒンジ(蝶番)の様子です。

美しい金色をしていますが、輸入ヒンジの多くは耐久性のあるステンレス製。

とは言え、20年近く開け閉めしていれば、金属同士が擦れ合ってこのように減ってきてしまいます。

普通左右の蝶番の高さは同じですが、左の方が5mm程度下がっていますね。

ここまでになると、ドア・ラッチとそれを受けるストライクの穴の位置がずれてしまいますから、ラッチが穴に入らないなんてことになります。

そうなれば、自然と鍵が掛からないということになりますから、玄関やトイレのドアなどでそうなると、奥さんや娘さんたちなら大騒ぎです。

たまには、部屋のドアの状況をチェックして、ラッチの掛かりが最近悪くなってきたなと感じたら、ヒンジの交換やドアの高さ調整をするようにしたいものです。

ただ、ちゃんとドアの高さを出したり、水平・垂直を取ったりしてヒンジを交換するのは結構難しいですから、まずは専門家にやってもらって勉強するのがいいかも知れません。

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台風後には雨漏れチェック

マーヴィン社オーニングサッシの雨漏れ

台風17号が沖縄付近を北上し、九州に接近しようとしています。

今回は、名古屋の辺りを直撃する恐れはないようですが、強風域が大きい為、風や雨は油断出来ません。

さて、今週もお客様からいくつかご相談を頂いたのですが、長野県のお客様からマーヴィン(Marvin)のオーニング・サッシについて、問い合わせがありました。

23年前に建てられたおうちに施工されていますが、ご覧のように開いた建具(障子)の下枠の木に黒くて大きな穴が明いています。これは、外装のアルミカバーをくぐって木枠内に入り込んだ雨水が、内部から木を腐らせたことが原因です。

下枠だけでなく側枠についても雨による損傷が見受けられますから、建具を交換する方向で修理を進めるのが一番です。

よくお客様から質問されるのが、腐った部分だけ外して枠を交換出来ないかというものですが、窓メーカーが存在しないか、連絡が付かないという場合以外は、枠の一部を交換するという方法はやらない方がいいと思います。

こうした雨漏れによる木の腐食は、サッシ自体の構造の問題で、入った水が外に抜けないということで起こりますから、構造を改善した建具が手に入るなら、それに入れ替えた方が将来の為にもいいと考えます。

確かに建具を交換するにはアメリカへ発注しますから、手間も時間も掛かります。当然費用も掛かりますが、場当たり的に直すことよりは遥かに安心出来るはずです。

新しい製造方法で作られた建具は、雨が侵入しにくくなっていたり、入っても抜ける構造になっていますし、当然私たちもこれを装着する前に外部の防水処理や室内の木部の防水塗装を行います。

窓メーカーとホームメイドが二重に雨の侵入を防ぐ工夫をすれば、そのリスクは大幅に軽減されると考えています。皆さんの輸入住宅でも、台風が過ぎ去った後には是非輸入サッシの作動チェックや窓の乾燥を行って下さい。(特に木製サッシは・・・)

木が黒ずんできたり、ペアガラスが曇ってきたりしていたら要注意。その時は、何らかのメンテナンスを早急にすべきというサインですから、どうぞ専門家に相談してみて下さいね。では、皆さん、今後の台風にお気を付け下さい。

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こんなことは、A piece of cake

クイックセットの入荷品

今回アメリカに注文していたクイックセット(Kwikset)のドアレバーが届きましたので、その箱を開けた処です。

金色の空錠(鍵的なものが一切付かないタイプ)のドアレバーを6セット注文してあったのですが、そのうち2セットは注文と違う商品が到着しました。

アメリカではクールで都会的な感じがすると人気のサテンニッケル色(いぶし銀)のキー付きの外部用ドアレバーです。

私が注文したものよりも、値段が高いものではあるのですが、私に注文を頂いたお客様にとっては全く不要な機能とデザインです。

箱に付いていたラベルには、元々サテンニッケルのドアレバーと記載があったのですが、そのラベルの上に金色の空錠レバーの小さなラベルがもう1枚張ってありました。

アメリカの出荷担当のおじちゃんは、このラベルを見てそのまま出荷したか、この担当者が異品にも拘わらず違うラベルを適当に張って出荷したかは定かではありません。ただ、日本では考えられないこうしたくだらないミスが、結構多く発生するのがアメリカです。

輸入材に慣れた私たちなら、ラベルだけを信用しないで、ちゃんと中身まで確認してお客様にお渡しするのですが、そうでない日本人なら間違ったままお客様の元にお届けしてしまうのでしょうね。

また、こうしたトラブルを解決するには、英語で直接メーカーにコンタクトしないといけませんから、普通の人だと面倒がってトラブルを連絡しないで追加で2セット注文したり、もう買わないと怒ったりするかも知れません。

今回は、この異品出荷に気付いた時点で、すぐにメーカーへ連絡をしましたから、代替品も比較的早く手に入るように思います。欧米の人たちの習慣に慣れない人たちは、直接輸入をする際にトラブルのリスクがあることを意識しなければなりません。

勿論、輸入・注文する際に英語の説明をよく見ないで手配をする人も多いですから、こちらが間違った注文をした結果そうなってしまうこともありますので、一概に海外の担当者を責められないとも思います。

そういったリスクを避けて、安心した商品を手に入れたいなら、私たちのようなプロに任せておいた方が反っていいかも知れませんね。だって、間違った商品や破損した製品が来ても、代替品が手に入るまで何らお客様に面倒はありませんから・・・。

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こんな世の中ですから、日韓友好

韓国製外壁用レンガのカタログ

今日は、韓国企業を日本に紹介している大阪のNPO法人の担当者の方と韓国で外壁用レンガを作っている会社の社長さんに来社頂きました。

先日、突然電話で紹介したいと言われ、断る理由もないので都合のいい時でしたらOKですという返事をさせて頂きました。

政府同士がいがみ合うような状況ではありますが、民間である企業同士は何ら交流を否定するものではないと思います。

製造方法やデザイン、副資材についていろいろ意見交換をしましたが、東南アジアのレンガとは違い、寸法も正確でデザインも悪くはありません。

実際には実物を見てみる必要はありますが、お客様の好みや予算が合えば、こうしたレンガを外壁に使ってみるのもいいように思います。

お互い英語でのメールのやりとりになるかも知れませんが、今後いろいろお話をしていきたいと思います。やっぱり、日本人も韓国人も個人としては、いい人が多いと思いますから、商品や商道徳を尊重しながら、いい関係が出来るといいですよね。

そうそう、私たちと同じでいくら安いものを要求されても、品質を下げて安くするなんてことは絶対しないという点はよかったです。日本の工務店や住宅メーカーは、安けりゃ何でもいいって処もありますからねぇ・・・。

また、レンガのサンプルなどが来ましたら、詳細を記事に書かせて頂きます。それにしても、名古屋の小さな輸入住宅ビルダーの処に来てもらうだけでもちょっと気が引けてしまいます。だって、購入するにしても家1軒分程度の全然少ない量しか買えないですもんね。

こんな逆風の時期に、日本でセールスをする勇気や根性も立派です。私を含めた日本人にも、見習わないといけない人がたくさんいるでしょうね。

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茶色でベタ塗りしては、輸入住宅の美しさが半減します

シンプソン製玄関ドアの補修と塗装

こちらの写真は、シンプソン(Simpson)社製のダブルサイドライト付きの豪華な木製玄関ドアです。

塗装が酷くなってきたので、途中ご自身で濃いベージュ色の塗装を塗られたそうですが、それも剥がれ掛けてきて塗り直すことになりました。

雨による塗装の劣化もありますが、木自体も腐ってきているようでドアやサイドライトの下の方には数か所穴も開いていました。

そこから黒いアリなども室内へ侵入していたようで、状態はあまりよくない感じでした。そこで、穴の開いた木部をパテで埋めて、表面を紙ヤスリできれいに均してから、パラペイントの外部用セミグロスで塗装をしました。

8分ツヤの塗装は、雨や汚れを弾くばかりか、高級感も蘇らせてくれますから、汚れやすいツヤ消しや下品な感じの10分ツヤの塗料とは仕上がりが全然違います。

この写真はまだ塗りたてですから、色が落ち着いていませんが、1週間もするといい感じになってくると思います。お客様曰く、もう少し濃いえび茶色を選んだつもりだったとのことですが、実際に日の当たる大きな面に塗るのと、色見本で見るのとでは若干見え方が違ってきます。

曇りの日や雨の日だと、逆に濃い感じに見えてきますから、私としてはこの色は正解な気がします。こんなに美しい色彩や塗装の載りは、国産の塗料では出せないものだと思いますから、きっと馴染んできたらお客様も喜んで頂けると思います。

因みに、色を選んだ子供さんたちには、メッチャいいと好評を頂きました。そうそう、このパラペイントですが、私たちはパラの中でも最高品質のアクリル100%の塗料を使っています。

混ぜ物がしてある国産のアクリル塗料と違い、耐久性はウレタン塗装以上。また、塗装面にミクロの穴が明いていますから、木の呼吸を止めないばかりか、分子の大きな水は通さない(防水)という素晴らしい性質を持っているのも特徴です。

<関連記事>: パラペイントを調色しました (2020年2月13日)
<関連記事>: 再度塗り直しました (2020年3月5日)

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吹き抜けの高い位置では開けないですよね

吹き抜けで一度も開けることがなかったケースメント

こちらの写真は、クレストライン(Crestline)社製のアルミクラッド・ケースメントサッシを開けた処です。

建具(障子)の下端の右角辺りが黒ずんで損傷しているのが分かります。

この窓は、吹き抜けのあるリビングの2階の高さに取り付けられたケースメントなんですが、高さが5m程度になるような場所ですから、素人のお客様が開け閉め出来る感じではありません。

こんな場所であれば、ハメ殺しのFIX窓にすべきかも知れませんが、時には空気の入れ替えなどをするだろうと考えたのでしょうか、開閉可能な窓が施工されていました。(尚、ハメ殺しでもサッシの雨漏れはしますから、注意が必要です)

でも、そういう考えは、実際には現実的ではありません。お客様が新築してから一度も開けたことがない「開かずの窓」と化してしまったという訳です。

ただ、そんな窓でも触っていないのですから、問題が起こる可能性は低いように思うのですが、実はサッシのロックがされていない状況で僅かに建具が開いていた状況でした。

それも南側の風当たりの強い場所でしたから、台風の強い雨風の際はそこから雨が侵入していたことは十分に考えられます。

勿論、それだけではこうはなりませんから、ペアガラスの周囲から雨が内部に侵入して、徐々に木部を腐らせてしまったのが原因です。そこに窓が開いた状態が重なった為に、木の腐れの進行を早めたということが言えるでしょう。

現状としては、あまり状態がよくないとは思いますが、このままあまり触らないということであれば、劣化した木部や塗装を少し落としてやって、そこに防水塗料のティンバーケアを塗ってやれば、ある程度このままの状態を維持出来るかも知れません。

更に、足場を使って外側からガラスの周囲などに防水処理をしてやれば、ベストでなくともベターな状況は作れるように思います。

ただ、これで安心するのは禁物です。常にこの窓を気にして、状況が変だなと感じたらすぐに対処する必要があると思います。

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屋根のメンテナンスをするなら、天窓も

メンテナンス中のベルックス・トップライト

こちらの写真は、ハメ殺しのベルックス(Velux)・トップライトをメンテナンスしている作業風景です。

台風で損傷したアスファルト・シングルの屋根材を葺き替えるという工事に合わせて、一度も触ったことがない天窓についても点検・補修を行おうということになりました。

古い屋根材を剥がして、しっかりした下地になるようにゴム製のアスファルト・ルーフィングを敷き詰めた段階で、この作業を行いました。

ですから、トップライトの周囲の鈑金も露出した状態になっていますから、鈑金材の状況も確認しながら補修が出来るので最適な時期に作業が可能となるのです。

それに、屋根材を載せてしまってからではそれを踏んで作業することになりますから、屋根材を傷めないという点でも最適なんです。

この写真では、職人さんが天窓の周囲を覆っていたカバーを外して、FIX(ハメ殺し)になったガラスの周囲の古いシーリング材をきれいに除去している処です。

丁度手が見える辺りに天窓の上カバーの鈑金が見えますが、何故か5cmくらい不自然に立ち上がった状態で浮いているのが分かりますか。

実は、このカバーの高さまで天窓本体を持ち上げて据え付けなければいけなかったのですが、新築時に天窓の高さを十分に取らずに施工した結果、ヒサシのような鈑金カバーになってしまったのです。

こうなると、本体を雨から守るというカバーの役目を果たしませんから、カバーと本体とが接する部分に防水剤を入れて天窓が雨漏れしないように補修します。

天窓の立ち上がりが少ないと、本体の周囲に回してあるゴム製の防水シートが変に丸まってしまい、隙間を多く作ってしまいます。

本来なら天窓を外して位置を上げてやるということをしたいのですが、そうなると内装側をも触ることになりますから、結構大ごとになってしまいます。

今回は、お客様とも相談をして、このままの状態でトップライトを納めてガラスや鈑金カバーの防水処理を十分行うということで対処することになりました。

ただ、コーキングなどは一生持つものではありませんから、10年ごとに外壁や屋根を補修する際に天窓のメンテナンスも一緒にやることが大切です。

私たちもベストな施工をしたいのは山々ですが、現状を理解してお客様にとってベターな方法を模索するのも必要なことだと考えています。

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