お知らせ : ページ 131

家具も北米から輸入しよう!

leather sofa and loveseat

昭和の時代の応接室に出てくるような革張りのソファとラブシート。

アメリカでは、3人掛け以上をSofaと呼び、2人掛けはLove Seatというのが普通なんです。

この革張りのクラシックさが、現代のシンプル・モダンなインテリアにも絶妙にマッチするようです。

体が大きな欧米人向けですから、座面の奥行も56cmありますから、ゆったりくつろげるリビングを意識しています。勿論、体を横にして過ごすことも全然平気ですね。

これらの家具類は、アメリカの西海岸にあるショップから調達しますが、新築やリフォームの際に輸入建材と一緒に輸入することも可能です。

インテリアのコーディネーションは、せいぜい壁・天井の仕上げやカーテン・照明どまりという住宅メーカーが多いですが、皆さんがその気になれば、リビング・ダイニングの家具や寝室のベッドやピローまで選ぶことが出来るのです。

そんなことまでやってくれる輸入住宅メーカーは、殆どなくなってしまいましたが、ホームメイドならそれが出来ます。また、そうしたものを実際に見て購入する「北米への建材ツアー」も実施しますから、それはいい思い出になること間違いなしですね。

関連ページ: カナダツアー&プランニング

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ウィンドウ・ヒンジの交換

ウィンドウ・ヒンジの交換

先日、ヴァイスロイ(Viceroy)社のケースメント・サッシの修理・メンテナンスをご相談頂いたという記事を書かせて頂きました。

そして、昨日豊田市のお客様のおうちに訪問させて頂き、無事作業を終了致しました。

その際、交換したウィンドウ・ヒンジという部品がこちら。元々輸入サッシに取り付いていたものを見て、お客様自身が海外の購入サイトで新しいものを調達されたようですが、よ~く見ると若干形が違っていますね。

ほぼ同じ大きさではありますが、お伺いする前にその旨をお伝えして、絶対取付けは可能と言えないけれど、一度やってみるかどうか決断して下さいというお願いをして、伺うこととなりました。

私も全く同じ部品であれば、ビス穴がバカになっているなどの不具合がないのを前提にして、取付けにはある程度自信があります。しかしながら、「微妙に違っていても大丈夫」とは言えないのです。

また、このウィンドウ・ヒンジは、オーニング・サッシと言って、下側が外に開いていくタイプの窓に使われるのが一般的なヒンジでしたから、更にハードルは高くなります。案の定、取付けするのに苦労した部分もあって、その分時間も多く掛かりましたし、お客様にもお手伝いをお願いしました。

全くの素人の人が、古いものと同じ部品を探すのは大変なことだと思います。トライされたことには大変敬意を表しますが、少しでも大きさやデザインに違いがある場合には、私共のようなプロに調達をご依頼頂くこともお考え下さいね。

<関連記事>: サッシ上部にもヒンジは付いている (2016年9月16日)

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エッジの利いた洗面カウンター

四角い洗面ボウル

北米では、キッチン・シンクもまっ四角なデザインのものがトレンドとなっていますが、洗面カウンターでも同様の傾向が出てきています。

それが、この「ピカソ スクエア」という名前の洗面ボウル。

カウンターとボウルが一体成型でワンピースとなったデザインは、つなぎ目がなくて掃除もしやすい感じです。

日本のものでもそうですが、出来るだけ丸くなったデザインにして柔らかな感じや優しい雰囲気を作ろうという傾向にあったのですが、最近はシャープさが一つのテーマと言えるかも知れません。

洗面カウンターは、キッチン・カウンターと違い、アクリル製ですから成型しやすいという特徴があり、こうしたデザインが可能となります。

ただ、アクリルは熱にそれ程強くありません。ですから、キッチンのように熱い鍋やフライパンを置くようなところには使えません。これも適材適所ということですね。

こうしたカウンターは、オーダーで作ってもらいますから、ボウルの位置や大きさ、カウンターの奥行や正面の木口デザインも自由自在。勿論、色や模様などが豊富にあるのは言うまでもありません。

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輸入サッシのガラス押え

掃出しサッシのガラス押え

輸入サッシの多くには、ペアガラスの防水・気密や建具枠への固定の為にグラス・ビード(Glass Bead)と呼ばれるガラス押えが付いています。

こちらは、アメリカ サミット社製と思われる樹脂製掃出しサッシなんですが、サッシの外側のガラスに取り付けられたグラス・ビードが一部なくなっている状況です。(こうした部品は、窓の内側にある場合もございます)

何でも外壁塗装をした際に、業者さんが破損させてしまったらしいのですが、このままでは見ため的にもガラス固定の観点からもよくありませんね。

取り敢えず、部品の写真を送ってもらい、同じと思われるものを見付けたのですが、材料の厚みや微妙な湾曲具合が違っているようです。(大きさは、ピッタリなんですが・・・)

新しい部品は、部品メーカーのサイトで確認したものですので、一度サッシ・メーカーにも聞いてみようと思っています。ただ、古いサッシですから、既に仕様が変わっている可能性もありますから、古い部品と全く同じものが手に入るかどうかは、確約することが出来ません。

しかしながら、輸入サッシの多くは、こうした部品が今でも製造されているという状況があります。もし交換部品が必要という場合、それは素晴らしいことではないでしょうか。いつまでも長く輸入住宅を愛していきたいという情熱をお持ちのお客様には、今後も私たちは力をお貸ししていきたいと思います。

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窓下は、水抜きスペース

輸入サッシの施工

構造体にサッシを固定する為に、サッシの周囲にはネイル・フィンと呼ばれる釘留め用の部品(つば)が付いています。

上下左右、サッシの全ての辺に付いていますから、知識のない大工さんは全部に釘を打って留めてしまいます。

勿論、そうすることでサッシは建物の構造体にガッチリ固定される訳ですが、建物というものは自分自身の重さによって徐々に沈み込みますし、木や鉄骨の収縮・膨張などによっても動くのです。

もしそうした力がサッシに伝われば、どうなるでしょうか。サッシは歪み、窓の開閉に支障をきたすこととなるのです。つまり、ネイル・フィンで固定するには、一定の配慮が必要なのです。

こういう場合、まずサッシの両サイドを釘又はビスで固定します。次に窓下を固定します。但し、釘穴の全てに釘を打つ必要はありません。最後、窓上だけは固定しないでそのままにしておくというのが、基本的なサッシの納め方となります。

そうすることで、上から建物の重量が掛かってきても、窓が上から押されて潰れることはありません。(ここで失敗している家は、たくさんあります)

さて、次に窓の防水処理についてですが、サッシは雨漏りにおいて一番の弱点スポットですから、サッシの防水は何層にもわたってテープやシートを適切な場所に適切な形で張っていく必要があります。今回、そうしたことを全てここに書くことは文字数の問題で控えますが、1ヶ所だけ雨水の逃げ場を作っておく場所があります。

それは、窓下。ネイル・フィンの下側は構造体への雨の侵入を防ぐ為に、防水処理を施すのですが、万一雨がサッシに入り込むようなことがあった場合、ネイル・フィンと防水層との間から雨水が抜けるようにしておかなければなりません。(写真は、窓からの雨漏りでサッシを交換したリフォーム現場です。但し、こういう手順を全て分かっている業者は、意外と少ないのです)

ですから、ネイル・フィンの上には防水テープは張らないのです。張ってしまうとそこに水が溜まり、それが元で逆流したり、別の箇所に漏水してきたりすることとなるのです。

固定にしろ、防水にしろ、何でもかんでも完璧にやっておこうというのは日本人らしい発想ですが、それは浅はかな考えでしかありません。自然の摂理を深く考えて、もしもの時の為に次の一手を打っておくことが建築には大切なんですね。いい建築屋は、それを知っているはずですよ。

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自分でやるのは、なかなか難しいかも

上下に断裂したバランサーコイル

こちらは、メーカー不明の輸入樹脂サッシのシングルハング窓。
もしかしたら、サミット(Summit)社かも知れません・・・?

コイル・バランサーが装着された窓は、他にもヴァイスロイやプライジェム、ACANといったサッシ・メーカーのものがあり、仕組みとしては一般的と言えるでしょう。

写真のように、サッシ枠の溝の中に入っているゼンマイ式のバランサーのバネが2つに断裂しています。いつも言いますが、どんなバランサーでも消耗品の寿命は10年程度です。

通常は、このバネ(コイル・スプリング)が1つになっていて、バネが巻き上がる力を利用して、ボトム・サッシュ(下窓)が上に持ち上がるように支えます。でも、こうなってしまうと建具(障子)を上げ下げすることは出来ません。

窓枠の両側にコイル・バランサーが付いているのですが、殆どのケースでは片側のみが断裂します。ですから、左右のバランスが取れずうまく可動しなくなるのです。今回の兵庫県のお客様は、遠方だからと私共から部品だけを調達してご自身で交換をしたいとおっしゃっています。

枠の溝の中に入れられたのだから、交換するのも出来るはずだとお考えのようですが、それをするのはなかなか大変なんですよ。(バネやバランサーの付属品の方が、溝の幅より大きいので物理的にうまく取り出せないのです)

まあ、やれないことはないのでしょうが、道具や経験の両方がないと建築業者でも交換は出来ないと思います。何でもトライすることは大切ですが、まずはプロの仕事をじっくり見て、それから自分でやれるかどうか判断するのが一番いいやり方かも知れませんよ。

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今でもボード釘を使ってませんか?

ボード釘

皆さん、昨日の台風で家は大丈夫でしたでしょうか?

名古屋に直撃するかと思い、少々ビクビクしておりましたが、この地域では比較的被害も少なかったように思います。

さて、こちらはアルミクラッド・サッシからの雨漏りで、新しいマーヴィン(Marvin)の窓に入れ替えた時の室内側の写真です。無垢の木製サッシの美しさを感じさせる1枚ですが、その周囲も是非ご覧下さい。

以前のサッシに付いていたケーシング(飾り縁)を外しましたので、ビニール・クロスが張られていないケーシングの下にある石膏ボードが露出しました。

窓の部分をくり抜く形で石膏ボードを張っていますから、つなぎ目を少なくする工夫がされていて、なかなか仕事が分かっている大工さんが張ったんだなと思いました。

ただ、それを知っている大工さんだったら、石膏ボードも縦に張らずに、横にそれもレンガ張り(千鳥張り)にすれば、更にいい仕事だったと思います。

ただ、ここで気になるのは、石膏ボードを留める為の釘。20年も前に施工された家なので仕方ないとは思いますが、私たちはこうした釘は使いません。何故なら、釘は知らず知らずのうちに抜けてきて、壁紙やドライウォールの美しい塗装を浮かせてしまう恐れが生じるからです。

また、釘の頭がボードの表面よりもめりこんでいるのが分かりますか?これでは、ボードを固定する役目を十分に果たせません。

ですから、石膏ボード張りにはボード用のビスを用います。ビスは回転させながら打っていきますから、釘打ちよりも仕事のスピードが遅くなります。でも、ビスは将来抜けてくることはありませんし、ボードの表面すれすれで留めることも可能です。

時間や手間、材料費や道具は余分に必要となりますが、家が建って何年かした後の美しさを意識したビルダーなら、絶対にボード釘は使わないはずです。

さて、皆さんのおうちは釘を使っていますか、ビスを使っていますか?小さな違いですが、実はその施工業者の力量や考え方が如実に表れる工程でもあるのです。

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台風16号に備えて

台風への備え

昨日の早朝、家を出てすぐに足場屋さんから電話。

何かあったかなと思いながら電話に出ると、「明日の台風接近で今の現場の状態はどうなっていますか」という確認の電話でした。

こういう場合、足場全体に張ってある養生シートをたたんで、風を受けないようにしておかないと、風の力で足場が倒れたり、パイプなどが飛んでご近所に被害をもたらしたりしてしまい大変なことになります。

それを心配して電話をしてくれたのですが、シートをはがしに行きましょうかとも言ってくれました。足場屋さんは通常50軒以上の現場を抱えているはずですから、いちいち全ての現場を回って養生を剥がしていたら、台風接近に間に合わなくなってしまいます。

今回の台風は強烈ですから、台風が直撃する前でも風雨が強くなります。そこで作業中の職人さんたちが煽られたら、それこそ危険です。

高所恐怖症の私ですが、足場屋さんの親切な言葉を断って、「自分でやってくるから他を回ってあげて」と伝えました。いや~、何てバカなことを言ってしまったんでしょう。

後から後悔しても先に立たず。午前中から14時くらいに掛けて恐怖と闘いながら1人で養生シートを丸めてきました。だって、連休中ですから誰にも手伝いをお願い出来ないですもんね。

途中多少の雨にも降られましたが、何とか無事作業を完了。(雨が降らなくても、汗で服はビショビショですが・・・)

雨漏りを直す為のリフォームの現場ですから、丁度この台風が最終テストとなります。まず大丈夫だと思っていますが、こんなに強い台風だと何があるか分かりません。もしもの時は、原因究明と対策が必要です。

でも、こんなことがなければ、究極の雨漏りチェックはできないでしょうから、これもよしとすべきかも知れません。東海地方を含めてこれから台風の影響がある地域の皆さんは、どうぞサッシや外壁、屋根や天井からの雨漏りには十分注意して下さい。

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<関連記事>: スーパー台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

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このバランサーは、初めてです

MODULEXから輸入したサッシのバランサー

とある建築会社さんから、昔カナダのModule X(モデュレックス)というコンソリデーターから住宅資材を購入して輸入住宅を建てたのだけれど、その会社もなくなり、どういった商品を購入したかも全く分からなくなってしまったので、助けて欲しいという相談を頂きました。

輸入住宅ブームの時は、北米の住宅会社が一軒丸ごと資材を輸出して日本の建築屋さんがそれを建てるなんてことをやってましたね。

今、そんなダイナミックな輸入住宅を建てる住宅メーカーはなくなってしまいましたが、当時はそれが流行りだったと思います。

特に一軒分を一度にコンテナで輸入すると、日本での関税が掛からないという特典がありましたから、コストダウンの為にこぞって輸入したのでした。

さて、今回の写真は、どこのメーカーのものか全くわからない輸入サッシに付けられていたシングルハング用バランサー。この手のバランサーでしたら、通常は両端にプラスチックのガイド部品が付いているものなのですが、そういったものは何も付いていないようです。

よくよく調べてみると、このバランサーはオーバーヘッド・チャネル・バランサーと言って、窓の両サイドではなく窓上のフレームに装着するタイプのバランサーのようです。様々なバランサーを見てきましたが、この手のタイプは初めてですね。

ただ、機能的なところは、通常のバランサーと同じでしょうから、交換も然程難しくないと思われます。

輸入資材を使って住宅を建築したはいいが、それらのメンテナンスのことは全く考えていなかったでしょうから、相談頂いた建築会社の方もどうしていいか不安だったでしょうね。

これから部品の詳細を確認して、調達可能かどうかを調査しますが、今まで相談の連絡も何もしてこられないビルダーさんは、果たしてお客様のおうちを放置しているのでしょうか?そんな輸入住宅は、日本に五万とあるのでしょうね。

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いいものは、味が出ます

クイックセット社製ドアレバー

長崎のお客様からご相談を頂きました。「築17年の輸入住宅に住んでおりますが、先日トイレのドアのラッチが故障し、閉まらなくなってしまい、ネットで色々と調べているうちに貴社のブログにたどり着きました」とのこと。

写真は、そのドアレバーの外側(トイレ内の方は、サムターンと呼ばれる内鍵付き)部分。

中央に小さな穴が開いていますが、これは非常時のロック解除用。この穴にロック解除用の針金のような道具を差し込むと、内側のロックが解除されます。

万一鍵が掛かった状態で、中に人が倒れているなんて事態になっても外からドアを開けられるというシステムです。このドアレバーは、クイックセット(Kwikset)社のものですが、輸入のドアノブ・メーカーのものはこうした非常用解除機能がどれにも付いています。

今回のトラブルは、先が丸くなっているドライブイン・ラッチという金物の爪が、レバーを動かしても可動しなくなったというものです。爪が出っぱなしになれば、トイレが使えなくなりますし、逆に出なくなれば、ドアがいつも開放された状態になります。

一般のラッチは、フェースプレートと呼ばれる金属板が頭の部分に付いていますから、ドライブイン・ラッチを見付けるのは至難の技。勿論、ホームメイドでは、トイレ用でも勝手口用でもドライブイン・ラッチを在庫していますから、すぐに発送して差し上げることは可能です。

古くなっても部品さえ交換出来れば長くお使い頂けます。そこが、輸入住宅のいいところですよね。

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<その後のお客様からのメール>:
有限会社ホームメイド ご担当者様

お世話になります。商品届きました!早速取り付けてみましたが、部品を変えるだけでこんなにスムーズに開閉できるようになるものなんですね。びっくりです。

トイレのラッチもノブをはめ込むのに四苦八苦しましたが、ちゃんとドアが閉まるようになってほっとしました。

15年以上も経つと色々と不具合が出てきて、問い合わせ先も分からず困っておりましたが、今回迅速に対応して頂きまして本当に助かりました。ありがとうございます。

大好きな輸入住宅です。これからも大事に住んでいきたいと思いますので、またお問い合わせさせていただくこともあるかと思います。その時はどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。
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<関連記事>: 輸入ドア・ノブ(レバー)のメンテナンス

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