お知らせ : ページ 123

バルコニーも雨漏りの原因か?

バルコニーのメンテナンス

昨日、屋根の不具合についてお話ししましたが、次にバルコニーをチェックした状況を見てみましょう。

こちらは、玄関ポーチの上にある陸屋根形式のバルコニーです。

物干しとして使うのであれば、奥行きは90㎝程度でいいのですが、玄関ポーチの屋根を兼用しているので2.3m程度の奥行きがあります。広くなる分雨を受ける面積が大きくなりますから、それなりの排水経路を確保しておく必要がありますし、定期的な排水口の掃除は必修です。

この輸入住宅は、手入れをされていない状態が長く続いたのか、バルコニーに降った雨を集めて流す中樋には、土や落ち葉といったゴミが溜まってしまっています。こうした状態では、集中豪雨のような時には排水が追い付かず、バルコニー全体に雨が溜まってしまうかも知れません。

バルコニーの床は、FRP防水と呼ばれる施工がされていますが、手摺壁へのFRPの立ち上がりが5㎝程しかありませんから、その高さを越えるような水が来れば、そこから構造体に水が入ってしまいます。当然、床面にも雨水が入りますから、FRPの床の接着が緩くなり床合板からFRPが浮いた状況になるかも知れません。

それ以外にも、手摺の上に取り付けてある鈑金の笠木が劣化することによって、そこから雨漏れを起こす危険性もありますから、慎重にチェックすべき処です。

バルコニーの施工が原因の雨漏れリスクはこのくらいですが、昨日お話しした屋根や外壁といったところから雨水がバルコニーに侵入してくる恐れも考慮に入れておかないと、バルコニーを補修しても雨漏りが止まらないなんてバカなことになります。

住宅において不具合が露見する場合、その多くは複合的な原因によって起こるものです。ここだと決め付けず、その原因を深く考察出来るような専門家の力を借りて対策を練ることが肝心ですよ。勿論、普段の掃除や手入れが最も大切なことは間違いありません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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こんな補修じゃ、全然ダメでしょ

補修後も割れたスレート瓦

今日は、とあるお客様が中古の輸入住宅を購入されたとのことで、リフォームの相談を頂きました。

現地で実際のおうちを見させて頂きましたが、リフォームというよりは修理・修繕の要素が遙かに多い状況でビックリしました。

以前お住まいの方は、1年くらい前に引っ越されたようですが、いろいろな家のトラブルが発生し、相当手直しをされた様子を窺い知ることが出来ました。

ただ、どの修理も中途半端で材料や施工も適切ではなかったような気がします。あまりに多い不具合ですので、全てを一度に書くことは出来ませんが、まずは屋根をご覧に入れましょう。写真は、屋根材を近くから撮影したものですが、防水コーキングで割れたスレート瓦を補修した跡が見受けられます。

でも、コーキングは表面に薄っすら塗っただけのようで、すぐに同じところに割れが入ってしまった感じです。よく見ると、この写真でも至る処の屋根材が割れているようで、補修の処理をしているところやしていないところが散見されます。

私が想像する処では、塗装されたコンクリート製のスレート瓦を長く塗り直しをしないで放置していたのではないかと思います。周囲は結構開けた環境ですから、雨風が屋根にも強く当たります。

塗装が剥げた状態であれば、コンクリートの中にまで水が浸透していきますから、コンクリート自体が徐々に劣化していきます。そうなると屋根材の強度も落ちてしまい、多少の雨や風で割れが入ってしまうという理屈です。

割れが何箇所か入った段階で、屋根の張り替えを検討しなければいけなかったのでしょうが、お茶を濁すように割れた部分だけをコーキングで簡易補修したんでしょうね。

もしそうするにしても、その際塗装をやり直すなどの手立てを打っていれば、まだ少しは寿命が延びたかも知れませんが、どんどん割れが出てくるような状況では、張り替えしか道はありません。

また、屋根材自体は実際の防水機能を果たしている訳ではありませんから、下地の防水シート(アスファルト・ルーフィング)さえしっかりしていれば、雨漏れすることはありません。でも、外壁ラインや窓の周辺に雨漏れの形跡があることから、もしかしたら屋根の防水シートも破れたりしているのかも知れません。

部分的な雨漏れであれば、局地的な補修で対処することが出来ますが、北側以外のほぼ全ての窓に問題が発生しているように感じますので、これは相当覚悟が必要な気がします。これは、輸入住宅特有のトラブルというよりも、住宅全般で起こり得る不具合と言える事例です。

何れにしても、これをしっかり直せるように、施工計画を綿密に練っていく必要がありそうです。

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寒い冬は、これ!

Elmira Stove #1842-G

もうすぐクリスマス・シーズン。

粉雪が舞い散る季節には、あったかな部屋でゆっくりと家族で過ごしたいものですね。

そんな時、薪が燃える炎を見ながら、楽しくお料理が出来たらどんなにいいことでしょうか。アメリカのエルミラ・ストーブという家電メーカーでは、薪を使ったキッチン・オーブンレンジを作っています。

薪の炎で部屋を暖める他に、鉄の天板の上でフライパンやケトルを温めて料理やお湯を作ることも可能です。

また、内蔵されたオーブンでは、薪の熱でパンを焼いたりすることも出来る上に、オプションでガスのオーブン・コンロを追加することも出来ますから、薪ストーブが必要ない時期には、ガスだけの部分で調理することも可能です。

ただ、これだけいろいろな機能を持ったストーブ・レンジですから、幅は1.2m程もあります。キッチン用にお使い頂くことも可能ですが、セカンド・レンジとしてリビング・スペースや屋根のある屋外などに設置しても楽しいかも知れません。

それにしても、アメリカでは国産にはない楽しい商品が一杯ありますね。(尚、日本ではガス機器の国内適合認定が必要な為、ガス・コンロのオプションは使えません。ガス種は日本も同じなのに、変ですよね・・・)

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信なくして、建たず

インフラの引き込みチェック

今日は、名古屋市南区にお住まいのK様邸にお邪魔しました。

今お住まいの場所の近くに、二世帯の輸入住宅をご計画とのことで、NETを通じてお問い合わせを頂きました。

今までいろいろなビルダーさんともお話し合いをされてきたということですが、ここの会社にしようという最終決定がどうしても出来なかったのか、最後に私共 ホームメイドを選択肢として入れて頂いたようです。

外壁にレンガも積むし、それも四面全て二階まで全部積むなんてバカなことをします。また、室内も全てドライウォールで仕上げるなんて手間を掛けますから、当然費用も嵩みます。予算も限られているというお話を伺っていますし、競合する他社もたくさんいらっしゃるという状況ですから、うちは安く出来ますよとアピールしたいというのが人情です。

外壁のレンガも止めてサイディング張りに、ドライウォールも止めてビニールクロスにすれば、他社と同じ仕様で同じくらいの価格を実現出来ますと言えば、商売としては正しいのでしょうが、私が理想とするものとは違ってきます。お客様がホームメイドでお願いしたいと考えた場合、本当にそれでいいのでしょうか。

ホームメイドを選びたいという気持ちは、他のビルダーさんにないものがあるという処からしか生まれないような気がします。勿論、素材や施工だけが独自の商品ではありません。私自身の物事の考え方や価値観といったものも商品であるはずです。

私の思いから出てきたレンガ積み外壁やドライウォールであれば、それを止めてしまえば私自身の商品価値も失われると思います。であれば、価格以上の高い価値をちゃんと伝えて、堂々と予算を提示していくことこそ、大切なのではないでしょうか。

「信なくして、建たず」、家づくりだけでなく、商売でも一番必要なことかも知れません。

打合せの帰りに、建築予定の敷地チェックをしてきました。まだうちでやるとなった訳ではありませんが、その準備を少しでもすることが次へとつながる一歩となるはずです。

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冬季休暇のお知らせ

ホームメイド イラスト

12月30日(金)~2017年1月4日(水)の間、手づくり輸入住宅のホームメイドでは冬季休暇を頂きます。

休暇前に建築のご相談や各種お問い合わせを希望される方は、お早めに!

お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ。

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アルミクラッド・サッシのコーナーも要注意!

アルミクラッド・サッシのコーナー

室内に雨漏りする原因は、外壁のクラックや屋根、軒下の隙間などいろいろな箇所が考えられますが、木製サッシのトラブルが原因であることもしばしばです。

また、外部をアルミで覆っているアルミクラッドの輸入木製サッシは、耐候性があるからと見落としがちになりますが、まず大丈夫と考えている部分が危ないかも知れません。

この写真は、新築から20年近く経ったカナダのキャラドン(Caradon)社のアルミクラッド・サッシですが、コーナーの部分に防水コーキングを塗ったような跡があります。

お客様がご自身でやられたようですが、アルミは熱で膨張・収縮をする割合が大きい為、つなぎ目が開いてきてしまい、コーキングも割れてきてしまったようです。

また、アルミで覆われた部分の内側は、木が露出した構造になっています。通常は、辷り出しの開き窓(ケースメント)ですから、この木の部分は建具(障子)が閉じた状態では隠れているのですが、気密パッキン材が劣化するなどしてくると、閉じた状態でも木の所まで雨水が侵入してくることがあります。

そうした雨水は、一旦入り込んでしまうと、その隙間に滞留してなかなか抜けませんし、次に雨が降ると更に水分が補充されます。

雨漏れの発生にはその他にも原因が重なることが殆どですので、サッシ自体の製造上、構造上の問題や家の施工手順や材料に間違いがある場合には、その原因の全てを解決してやる必要が生じます。(ですから、防水コーキングで処理すれば、当面大丈夫ということではありません)

台風や梅雨のシーズンではない乾燥した冬の時期こそ、こうした問題に対処する絶好の時期ではないでしょうか。雨漏りした輸入住宅にお住まいの皆さんは、専門家と一緒に是非漏水対策に取り組んでみて下さい。

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あるキッチン・トレンド

DeWils Trend

輸入住宅のキッチンで有名どころと言えば、デウィルス(DeWils)かも知れません。

特に90年代の輸入住宅ブームの際には、よくこのメーカーのものが施工されました。

そんな北米のキッチン・洗面キャビネットメーカーのサイトでは、今のアメリカのトレンドをいくつか紹介しています。その一つが、このネイビー・トーン。

そう、アイビー・スタイルの紺ブレや客船の航海士の服装を思い浮かべれば、配色が分かりやすいと思います。深いブルーのキャビネット・ドアに金色のキャビネット・ノブ。窓やドアには、ブラウン・カラーのウォルナットの飾り枠を配して、キッチン・カウンターにはベージュの石板を用いるというのが、今の流行なんだそうです。

ネイビーですから、白を基調としたマリン・カラーでキッチン・洗面をコーディネートするのもOKなんですが、クラシックな色調にドラマティックなアイデアを加えるのが新しいんでしょうね。

モノトーンが、過去5年続いたトレンドだったと思いますが、こうした若々しい色遣いが、今後5年のトレンドになるかも知れませんよ。

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こうなると表面は剥がさないといけません

単板が剥がれた木製ドア

美しいステンドグラスの入った北米製輸入玄関ドア。

こちらのドアの写真は、岐阜のお客様からお送り頂きました。

何年か前に不動産屋さんから購入された輸入住宅だそうで、玄関ドアの塗り替えをそろそろやらないといけないとお考えのようです。ただ、単に塗り替え、塗り直しをすればきれいになるという問題ではないのが、現実です。

それは、ドアの表面に張ってある化粧単板(ドアをきれいに見せる為に張られた木の薄板)が割れたり、剥がれたりしてきていますから、その上から塗装してもすぐに単板が剥離してきます。

こういう場合、剥がれたり、剥がれかけたりしてきている部分を全てきれいに剥がして、浮いた部分がなくなってから塗装を掛けます。その塗料も木の呼吸作用を阻害する油性塗料やウレタン塗料ではなく、パラペイントのティンバー・ケアのようなミクロの空気穴が明いたような塗料を使わなくては意味がありません。

万一木が呼吸出来ないような塗料を塗れば、木が呼吸しようとして塗膜をペリペリに剥がしてしまいます。自然素材には、それに合ったものを使わないといけませんが、外部用には自然オイル系の塗料は不向きです。

それは、太陽の紫外線等にやられてしまって、すぐに塗装が劣化してしまい、防水性能も保護機能もなくなってしまうからです。勿論、半年に一度塗り直しをして頂けるようなお客様であれば、自然オイルでも問題ありませんが、そんなマメな人はいませんよね。

あと、化粧単板を剥がした処とそのままの処が混在することになりますから、木目を活かした状態のドアにすることは難しいと思います。こういう場合は、思い切って真っ白の防水塗料を塗ってしまうことの方が、おうちの美しさを保つことが出来るように感じます。

アメリカのおうちの玄関ドアが、真っ白なのはその為です。白い塗装であれば、自分たちでも塗り重ねが出来ますから、長持ちさせることが出来るという訳です。勿論、玄関ドアだけ色付けしても楽しいですけどね。

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ケースメント窓が、開かなくなる

アンダーセンの古いケースメント

先日、アンダーセン(Andersen)のサッシ・メンテナンスを行った愛知県一宮市 I邸。

ご依頼頂いたメンテナンスについては、ほぼ完璧に作業を完了したのですが、その際現場をチェックさせて頂いて新たに判明した不具合もいくつか存在しました。

その一つが、ケースメント・サッシを開く時にスライドするガイド部品。窓枠側に取り付けられたスライド・レールの中を、建具(障子)側に取り付けられた写真の黒いガイド部品が移動して、建具が開閉する仕組みなんですが、プラスチックで出来たガイド部品が経年劣化で歪んだり千切れたりしてきています。

これが正常な状態であれば、スムースに窓が開閉出来るのですが、変形してしまうと無理にオペレーター・ハンドルを回さないと窓が開いてくれません。無理に開けようとすれば、更にガイド部品に負荷が掛かりますから、プラスチックを更に傷めるばかりか、ステンレスのスライド・レールも曲がってしまいます。

こうなってしまうと、スライド・レールとガイド部品がセットになったウィンドウ・ヒンジと呼ばれる部品を交換しなければいけません。(ウィンドウ・ヒンジは、窓の上下に設置されています)

これを避ける為には、常に建具の建て起こし(水平・垂直)を調整し、窓枠の上下にあるガイド・レールに潤滑剤をスプレーすることを忘れてはいけません。

とは言え、プラスチックで出来た部品を含むヒンジは、10年以上使っていれば何れ交換する必要が出てきますから、調子がよくなくなってきたら、専門のビルダーに相談するようにしたいものです。

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珍しいスウェドアの室内用ドア

スウェドアの室内用ドアヒンジ

先日、アンダーセンの窓のメンテナンスにお伺いした一宮市のお客様の輸入住宅で、室内ドアが床やドア枠に当たってきて開閉がしづらいという相談を頂きました。

そのドアは、スウェドア(Swedoor)の木製室内ドアで、20年以上前に施工されたものでした。現在、スウェドアは玄関ドアのみが国内で流通している状態で、室内用は滅多にお目に掛かれない貴重品です。

そのドアに取り付けられていたドア・ヒンジが写真のものですが、少し蝶番に隙間が空いて減ってきている感じがします。交換するにしても、同じヒンジが国内にあるかどうか?また、もしかしたら、ヒンジ自体に高さを調整する機能があるかも知れません。

一度輸入している会社に問い合わせをしてみないといけませんね。

万一そのどちらもダメということになったら、ワッシャーを入れて高さを上げたり、ヒンジそのものを別のものに交換したりするなどしなければならないと思います。まあ、何れにしても何とかなるとは思いますが・・・。

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