お知らせ : ページ 11

最近、多いなぁ~

下窓のガラスが割れたハード社ダブルハング・サッシ

この処、立て続けに輸入サッシのペアガラスが割れたという相談がやってきています。

今回は、ハード(Hurd)社製のダブルハングサッシですが、ご覧のように下側の建具のガラスが破損しています。

この部屋の窓は、屋根裏の3階部分になっていますから、石が当たって割れてしまうということは考えにくい場所となります。

ペアガラスの外側が割れているということであれば、バードストライクか熱割れ現象かも知れません。内側のガラスであれば、何かものが当たったかやはり熱割れかも知れませんし、目隠しフィルムが張ってあるようならガラスの伸縮ストレスかも知れません。

何れにしても、温度変化が大きい季節の変わり目は、窓ガラスに取って難しい時期なんでしょう。

ハードのダブルハングについては、古いタイプのサッシは製造を終了していますが、新しいサッシの建具を古い窓枠に装着するというアップグレード・キットが調達出来ます。

今回の場合、サッシの新旧によって多少アプローチは変わりますが、外壁から窓枠ごと外さなければならないといったような大ごとにはなりません。

そういった意味では、交換後の窓からの雨漏れリスクもありませんし、費用もその分お値打ちに抑えることが可能です。アップグレード・キットは、ハードの窓用に用意されていますが、形状的に近い他社製ダブルハングにも適用することが可能です。

もし他社製のアルミクラッド・サッシをお使いの方で、ダブルハングの建具やガラス交換を希望されている人は、もしかするとこのキットが使えるかも知れませんよ。そうすれば、サッシは新築時の美しさを取り戻すことが出来るのです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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引き違いサッシは、厄介ですよ

ローウェン社スライダーサッシのロック

こちらの写真は、ローウェン(Loewen)社スライダーサッシのロック金物です。

ご覧のようにロックレバーの部分が、引き千切られるように丸ごと抜け落ちています。

この部品は固い鋳物で出来ていますから、相当な力が長い間加わらなければこんな状態にはならないでしょう。

実は、どの輸入アルミクラッド・サッシでもそうなんですが、引き違いのスライダー(グライダーとも言う)は、開閉が非常に重くなりがちです。

それは、構造上遊びが少ないものが多く、ただでさえキチキチ、ガチガチなサッシが、建物の重量負荷がサッシの上に圧し掛かってくると、サッシ自体が歪んだりして窓が開けられないというトラブルが発生します。

写真を見ると、ロックの受け側の金物と破損した本体側との距離が少し離れているように感じますから、このサッシも何らかの歪みを抱えているような気がします。

これを根本的に修正する方法はありませんが、状況に拠ってはある程度まで調整することは可能かも知れません。(確実に出来るかどうかの判断は、現場確認しないと分かりませんが・・・)

ただ、地元の工務店さんやリフォーム屋さんが、輸入サッシのそういった調整作業を行えるかどうかは分かりません。単純に金物を交換するだけなら誰でも出来るんでしょうが、メンテナンスを行える業者さんってあまりいないんですよねぇ。

何れにしても、お客様は取り敢えず部材の調達のみをご希望ですから、それで対応するように致します。

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多分、緩んでいるだけだと思いますが・・・

輸入キッチン水栓の水漏れ

お客様のおうちに設置したピフィスター(Pfister)社製キッチン水栓の操作レバーから水漏れするという連絡を頂きました。

ワンレバーでお湯と水を出せる混合水栓ですが、矢印の隙間の部分から水が出てくるとのことでした。

この部分の奥には、カートリッジバルブと呼ばれる止水バルブが内蔵されているのですが、私としてはそのバルブが破損したというふうには考えていません。

もしカートリッジバルブが破損したとすれば、恐らく蛇口の吐水口からポタポタ水が落ちてきて、操作レバーから漏れることはないと思います。

私の推測では、カートリッジバルブを装着する為の固定リングが緩んでそこに出来た隙間から水が溢れてきているのではないかと思っています。お客様には部品図と外し方の手順をご案内しましたので、週末にレバーの台座を分解して調整をして頂きます。

水道部材の修理には特殊な工具も必要ですが、今回のケースではおうちにあるものである程度直せる気がします。勿論、ご自身で直せないという場合は、私たち ホームメイドの出番となります。

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ハンドルが空回りするケースメントサッシ

ハンドルが空回りするケースメントサッシ

岡崎市にある輸入住宅ですが、お客様からサッシのいくつかで不具合があるので見て欲しいという相談を頂きました。

樹脂製の輸入サッシですが、どこのメーカーのものか分からないとのことで、相談先もなく困っていらっしゃるようです。

建てた時の建築屋さんも倒産していて詳しい仕様書や図面もなく、何の知識もない状況ではお客様も修理の仕様がないですよね。

不具合の内容は、横に開いていくケースメントと呼ばれるサッシで、開閉の為のオペレーター・ハンドルを回しても窓が開いていかないというものです。

こういう場合、その原因は、オペレーターの回転軸が折れていたり、開閉する為のギアが摩耗して噛み合わなくなっていたりだと思います。勿論、そうなった根本原因は、サッシ自体の歪みや掃除の不足、何ら調整せずに長く使用していたという整備不良です。

サッシ・メーカーが分からないということですが、写真を見る限り汎用タイプの開閉金物が使用されているようですから、破損した部品を交換してサッシの調整をしてやれば、ある程度直せるように思います。(建物の構造的な負荷が、サッシに掛かっている場合は完全には戻らないかも知れませんが・・・)

何れにしても、一度現場をチェックさせて頂いて、どのように修理・メンテナンスをするかを決めたいと思います。

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代替のものはあると思います

欠損したロックハンドル

こちらの写真は、窓メーカーが分からないオーニング・樹脂サッシ。

サッシの両袖にロックの金物が付いているのですが、左のロックレバーが折れて欠損しています。

このレバー部品は鋳物の上にナイロン樹脂が被覆してあるという素材で、鋳物に割れが入った為に欠損したのだろうと思います。

この手のロックは、既に製造が終了しているようで、なかなか同じ部品が見付かりません。古い部品カタログの中からやっと同じものを見付けて、寸法や形状の確認が出来ました。

それを基に今手に入る部品の中から、1つだけサイズ的に使えそうなものを発見しました。どうしても少しは形状に違いはありますから、実際に新しい部材を調達してみて交換してみないと本当に使えるかどうかは分かりません。

勿論、大丈夫だろうという想定の下調達をする訳ですが、そこはお客様に賭けて頂く以外に方法はありません。こういう場合、私共も最善は尽くしますが、最後はお客様の判断にお任せするしかありません。

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ワイザーのロックを変えました

新しいディンプルキー・シリンダー付きデッドロック

昨日、ディンプルキー・シリンダーの鍵について記事に書かせて頂きましたが、本日それを輸入の玄関ドアに取り付けて参りました。

キーを紛失して心配だったということから、すぐに交換しにお伺いした訳ですが、ご覧のようになりました。

元々付いていたのは、カナダのワイザー(Weiser)社製ハンドルロック。

ワイザーのものを取り寄せるには、少々時間が掛かります。ですから、今回はすぐに手に入るものの中で施工計画を考えました。

形状は、クイックセットのオーバル・タイプとピッタリでしたから、たまたま私共の在庫にあったゴールドの台座金物を使って、ディンプルキー・シリンダーをそこに入れ込んだのです。

通常、このオーバルの台座は単品では販売されていません。ですから、ハンドルセットを含めて全て購入しなければ手に入らないのですが、このお客様は運がいいですね。

あと、このお客様の玄関ドアには、ゴールドの戸当りがドアの屋外側に付けられていますから、それがガードプレートの役目を果たしてデッドロック・バーを隠しています。ですから、ドアの隙間隠しとディンプルキーのデッドロックとで、防犯性能はこの上ない状態と言っても過言ではありません。

とは言え、無茶なことをする空き巣や泥棒が最近増えてきていますから、ドアを破壊するなどといった暴挙に出ないとも限りません。ご近所への声掛けや内側からの施錠など、普段の心掛けを忘れずにして頂きたいと思います。

<関連記事>: すぐに対処は可能です (2020年2月14日)
<関連記事>: これが、防犯強化型ロックシリンダー (2020年2月22日)

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これが、防犯強化型ロックシリンダー

ロックシリンダー比較

先日、キーをなくしたというお客様がいらしたという記事を書かせて頂きましたが、本日その交換のロックシリンダーが入荷してきました。

やはり、キーが悪用されて誰かが家に侵入したら、大変ですもんね。

そこで、今回は普通の鍵を交換するのではなく、防犯強化型のものに更新することとなりました。

右が、一般的な輸入玄関ドア用のシリンダーです。そして、左が今回取り付けるシリンダー。これを装着するデッドロックの台座は同じものを使いますから、大きさは全く同じです。

違いは、ディンプルキーを差し込む為の穴かどうかとなりますが、如何でしょうか。知識のある空き巣や泥棒であれば、これを見ただけで鍵を破壊するといったことは考えないと思いますが、鍵の次に壊しやすそうな場所を探しますから、そこへの対策も忘れてはいけません。

ただ、標準的な輸入シリンダーについても、ピッキング等で簡単に解除されてしまうということはありません。

輸入シリンダーは、マイナスドライバーを鍵穴に突っ込んで壊そうとすると、シリンダー・ピンが全て飛んでしまってロックバーを動かせなくなります。そうなると、鍵が掛かったままになりますから、外側から鍵を解除することが出来なくなるのです。

そういった機能を持った標準シリンダーの更に上を行くディンプルキー・シリンダーを装着すれば、鍵自体のセキュリティ対策はほぼ完璧と考えていいかも知れません。但し、キーをなくしたら、何にもなりませんのでご注意を。

<関連記事>: すぐに対処は可能です (2020年2月14日)
<関連記事>: ワイザーのロックを変えました (2020年2月23日)

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網戸製作の必需品

輸入網戸専用ドリル

こちらの写真は、古いローウェン(Loewen)の網戸に付いている網戸固定用のスクリーンピンと、今回輸入したドリルヘッド。

輸入サッシに付いている網戸は、国産の網戸とは大きさや形状が全く違いますから、日本のサッシ屋さんでは作ることが出来ません。

そこで、サッシメーカーに依頼して交換用の網戸を作ってもらうのですが、メーカーによってはアフターメンテナンスの一部を中止してしまったり、メーカー自体がなくなってしまったりして新しい輸入網戸が手に入らなくなってしまうこともよくあります。

そんな時、私たち ホームメイドは、網戸のパーツを個別に輸入してサイズや形状に合わせて作り直すということも行っています。一から全く同じように作る訳ですが、部材も特殊ですし、それを組上げる為の道具も特殊です。

写真のドリルを見て頂くと分かりますが、ドリルの先の1cm程度の直径が細くなっています。つまり、ドリルが段違いになっているという形状です。

これは、網戸ピンをアルミのフレームに挿入する為の穴を明けるのに使うのですが、ピンのつまみ側のシャフトは細く、サッシに引っ掛かる方のシャフトは太くなっています。よって、網戸のフレームに明ける穴も、つまみ側は小さく、外側は大きくなっていないとスクリーンピンは装着出来ません。

太さの違う2種類のドリルを使って穴明けすればいいことですが、いちいちドリルヘッドを交換したり電動ドリルを2つ用意したりするのは結構面倒です。特に、家1軒分の網戸を新しく作り直すとなると、その手間や時間は結構大きなものとなってきます。

また、2回穴明けした際に穴の位置が微妙にずれて、うまくシャフトが挿入出来ないとか、動きが悪いとかの問題が発生するかも知れません。でも、これなら一度に大きな穴と小さな穴が明けられて、穴の中心もずれることはないのです。

インチ単位で正確に作られた専用ドリルですから、他の用途には全く使うことが出来ませんが、網戸ピンの取付けだけには相当の威力を発揮してくれます。

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クランクハンドルは正常です

回転軸が折れたケースメント・オペレーター

こちらの写真は、ローウェン(Loewen)社製ケースメント・サッシのオペレーター周辺です。

オペレーターとは開き窓の開閉をする為の金物で、アームやギアといった部品で構成されています。

お客様の多くは、写真のような状況を見て、クランクハンドルが壊れたというふうに思われるようですが、この不具合はオペレーターに付いている鋳物の回転軸が折れて、ハンドルと一緒に外れてしまっただけなのです。

こうなると、軸の回転がうまくオペレーターに伝わらない状況になりますから、開閉が途中で止まってしまい窓がいつものように開けられなくなります。

先日、記事に書かせて頂いたハンドルのつまみの欠損が発生していなければ、ハンドルを交換する必要はありませんが、オペレーター自体は交換が必要となります。

当然、オペレーターに無理な力が掛かってこうなった訳ですから、その他の金物類の状況チェックや建具(障子)の取付け具合の調整をしなければなりません。

単純に部品交換しただけでもある程度直った気にはなりますが、新築時のようにサッシをスムースに開け閉めしたいなら、調整作業も一緒にすることをお勧めします。

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取付け方向を勝手に変えないで!

ガラスが割れたペラ社製オーニングサッシ

東京のお客様から、ペアガラスの外側のガラスが割れたので修理をして欲しいという相談を頂きました。

写真では分かりにくいですが、内側のガラスは網入りになっていて、外側はクリアガラスという構成です。

こちらの窓は、ペラ(Pella)社のオーニング・サッシで、網入りということから防火地域対応のサッシであることが分かります。(現在の基準では、網入りにしても防火規定をクリア出来ませんが、当時はこれで適応されました)

オーニング・サッシというものは、本来建具(障子)の下側が開いていくという構造のサッシなんですが、ハンドルの位置が右枠にあることから、こちらは右側が開いていくケースメント・サッシのように施工されていることが分かります。

つまり、反時計回りに90度回転されて取り付けられたという状況です。ただ、こうした施工は通常あまりお勧め出来るものではありません。

サッシは、上から雨が降ってくるという前提で雨仕舞をしていますが、90度回してしまうと弱点である下枠側が側面にきてしまいます。(回転させる前提で雨仕舞を考慮してメーカーが製作を見直したという場合はOKですが、そういったことが行われているケースは稀です)

だからと言ってすぐにサッシが雨漏れしてしまうというものではありませんが、リスクが大きくなることは確かです。

こうやって取付けされた窓を根本的に施工し直すとなると大ごとになってしまいますから現実的ではないかも知れませんが、今回ガラスが割れた機会にサッシの防水処理をやり直すなどの是正策を講じることが大切です。

勿論、根本的な対策ではありませんから、それで安心しないで常に雨仕舞を注意するようにして欲しいと思います。

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