お知らせ : ページ 105

羽アリは、これくらい大量に出てきます

床に散乱した羽アリ

九州のお客様から、シロアリの相談を頂きました。

20年近く前に新築した家だそうですが、何年か前にシロアリ予防の為に薬剤を施工したそうです。

ところが、今年ご覧のように床一面に散乱するくらい羽アリが大量発生してしまったらしいのです。

シロアリ業者とはこの件で揉めているそうで、私に意見を聞きたいということで連絡を頂いたという訳です。

今回、私は写真をメールでお送り頂いただけで、実際の現場を見た訳ではありませんから、写真やお客様の話から判断するしかありません。

シロアリ業者曰く、保証の対象は建物の床又は床下からの侵入であり、今回はサッシの水抜き穴やコーキング処理された窓枠のコーナー部分が侵入箇所と考えられるので、外壁や窓からの侵入は保証対象外と言っているそうです。

ただ、基礎はベタ基礎ということですから、構造的に床下からの侵入はあり得ません。そんな状況で床下だけを保証するというのは、変な話ではあります。それから、サッシの水抜き穴は通常のサッシの構造であれば、侵入路にはなり得ません。

お客様の家には木が腐ったウッドデッキが隣接していたようですから、そこを伝ってシロアリが蟻道を作り、カルチャード・ストーンの割れ目や目地のクラックから壁の中に侵入したか、外壁の下端に付けられた鈑金水切りの隙間から侵入したのではないかとも推測されます。

そういった箇所からシロアリが侵入すれば、外壁の内部に巣を広げたり、床下へも蟻道を延ばす恐れもあります。ただ、家の中央部あたりの床下にシロアリの形跡があったというお客様の話もありますから、それがどのようにして侵入したものかを検証する必要がありますね。

写真の羽アリは、窓の周囲に回された飾り枠の木製ケーシングに明けられた小さな穴から飛び出してきたようです。

こういう場合、壁の中の状況把握や修理が必要でしょうから、外壁のカルチャード・ストーンやウッドデッキを一旦撤去して、構造を復旧すると共に下地にコンクリート製サイディングを張るなどして、シロアリの侵入に対処すべきと思います。

それにしても、外壁からのシロアリの侵入は保証しないというのは、お金を掛けて予防する意味が全くないと思いますが、そういうものなんでしょうかねぇ?皆さん、そういうことを知ってましたか?

<関連記事>: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1) (2013年8月31日)
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誰かが調整したのかなぁ~?

古い玄関ドアのヒンジ

19年前に施工したという輸入の玄関ドアに付けられたドア・ヒンジ。

新築してから一度もメンテナンスをしたことがないらしいのですが、ゴールド色のヒンジの表面にバッテンが打ってある。

よ~く見ると、バッテンが付けられたビスの頭のネジ山が、少し潰れてなめているようだ。これでは、ビスを外すのは一苦労でしょうね。

恐らく×の印は、お客様が最近チェックした跡のような気がしますが、ネジ山の潰れは誰かが後で回したのか、最初取付けした時かも知れません。

今回、名古屋市にお住まいのお客様から玄関ドアの下端が、敷居であるボトムシルに擦っているので、ドアの調整をお願い出来ないかというものでした。

2枚のヒンジのつなぎ目を見ても、ご覧のように随分減ってガタガタしてきています。長年重いドアを開閉していたでしょうから、ヒンジの金属が減るのも無理はありません。

勿論、ヒンジの劣化だけでなく、ドアが重みで垂れてきているということもありますから、ドアの建て起こしも調整する必要があります。そして、当然気密パッキンのウェザーストリップもヘタってきていますから、これらも交換の対象です。

あと気になるのは錆びてしまったドアハンドルですが、写真で見ただけでは状況が分かりませんから、ドア調整に伺った際にチェックするしかありません。まあ、相当錆びている状況ですから、新品と交換して気持ちのよい玄関まわりにしておくこともいいかも知れませんね。

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Chouetteのシングルハング用バランサー

シュエット用コイルバランサー

以前静岡県沼津市でアイエムエス(IMS)カナダ社製のシングルハング・サッシのメンテナンスに伺ったことがありますが、そこで交換したのがコイル・バランサー。

ゼンマイのようなバネが巻き上がる力を利用して、窓の開閉をスムースに行うというバランサーです。

それと同じデザインのものが、菊竹産業のシュエット(Chouette)というシリーズのシングルハング・サッシにも採用されています。

IMSカナダも菊竹産業も、カナダの輸入サッシの技術を導入して国内で樹脂(PVC)サッシを生産していたのですが、両社とも既にサッシの製造はしていません。そんな状況ですから、今回もシュエット用のコイル・バランサーを窓の大きさや重さに合わせて独自に調達しました。

本来であれば、製造したサッシ・メーカーから消耗部品を取り寄せるのが普通でしょうが、メーカーがなければ面倒でも仕方ありません。ただ、このコイル・バランサーを手に入れたとしても、ノウハウのないお客様や地元のサッシ屋さんでは交換することは出来ないかも知れません。

非常に特殊な取り付け方法でしか装着出来ない部品ですから、遠く大阪狭山市へ私共が交換に伺うこととなりました。きっとカナダでは誰もが簡単に交換出来るパーツなんでしょうが、日本では滅多に使うことのないものですから、交換方法が一般化していないという点で厄介なんですね。

まあ、だからこそ私たち ホームメイドの存在意義があるとも言えるのですが・・・。

<関連記事>: 来週にでもバネの交換に伺います (2017年6月14日)
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大きな網戸を張り替えました

キャラドン(CWD)社サッシの網戸

米国のプライジェム(Ply Gem)社に吸収されたカナダのキャラドン(Caradon、CWD)社製サッシの網戸2枚を張り替えました。

幅70cm、高さ160cmもある大きな網戸です。

網戸の網(スクリーン)は、いつも使うグラスファイバー製の丈夫なものでしたが、網押さえのゴムは劣化していて、引っ張るとプツプツ切れてしまいます。

また、ゴムの太さも通常のものよりも太いタイプでしたから、わざわざ通常と太さの違う新しいものを調達しました。

アルミ枠のコーナー部品はプラスチックで出来ていますから、もうそろそろ使用の限界に来ている感じですが、まだ何とか使えました。外に開くケースメント・サッシの場合、網戸は環境が厳しい屋外側ではなく、材料にやさしい室内側に取付けされているものです。

ですから、20年も経つ網戸であれば、いろいろ交換が必要な部品もありますが、材料の劣化のスピードは比較的遅くなっていたと思います。何れにしても、スクリーンと網押さえの糸ゴムは交換しましたから、また窓を開ける際にお使い頂けると思います。

網をきれいに張るには多少のコツが必要ですが、作業がしやすい広いスペースと材料や道具さえあれば誰でも簡単に交換出来ます。暑い夏がやってくる前に、輸入住宅にお住まいの皆さんも網戸の張り替えに挑戦してみては如何でしょうか。

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挑戦的だよなぁ~!

Dハウスの見学会

会社の向かいにあった賃貸アパートが解体されて更地になっていたのですが、Dハウスさんがその土地を利用して建売り分譲を始めたようです。

テントやテーブルを置く為に、わざわざ盛り土してあった処を削り取って砕石を敷いてあります。

そこに昨日見学会用の備品を置いて、営業マンたちは去っていったようですが、今朝から誰も来ていないようです。

お客が来ないから営業マンも来ないのか、お客が来る時間にしか営業マンは来ないのか、実に不思議なお向かいです。それにしても、土地の向かいが同業の会社の事務所だってことを分かってわざわざ設営したんでしょうかねぇ?。

ライバルとして全く見ていないのでしょうかねぇ?。何とも挑戦的なDハウスさん。まるでマイク・タイソンみたいです。

まあ、ネームバリューも資金力も全然比べ物にならないですから、相手にしていないということなんでしょう。見ていて下さい、そのうちアッと言わせてやりますから・・・(笑)

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外引きドアは、今のトレンド

バーンドアレール

北米タイプの輸入住宅で多く使われる引き戸は、ポケットドア。

丁度壁の中をくり抜いた感じで、部屋のドアが壁の中に入っていく。

ドアが壁の中に入ってしまうので、スペースも取らず見た目もきれいということで、アメリカやカナダの家では一般的です。

ただ、最近日本では、ドアを敢えて露出させてインテリアの一部にしてしまおうという試みが流行し始めているようです。それが、写真にある外引き用の上吊りレール、バーンドアレール。

ツヤを抑えた黒いアイアン・タイプのレールに、ドアを吊る大きなブラケットが2つ付けられています。このバーンドアレールは、私共が資材を調達しているところから商品紹介として写真をお送り頂いたものですが、ロートアイアン好きの方には持ってこいという感じでしょうか。

上で吊っているだけでは、ドアが前後に揺れてしまいますから、何らかの揺れ留めのストッパーが下に付いているものと思いますが、なかなか面白いデザイン提案だと思います。

家づくりには、コンサバティブなデザインを踏襲することで、いつまでも飽きのこない生活スタイルを維持していくことが大切ですが、何か自分だけの新しいアクセントを付け加えることが必ず隠し味として活きてくるとも思います。

不易流行、皆さんの新しい家づくりにもその考え方を取り入れてみては如何でしょうか。

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日本ではほんとに起こらない?

ロンドン マンション火災

イギリス ロンドンでタワーマンションの大規模火災が、大きなニュースになっています。(写真:ANNニュース)

非常にたくさんの人たちが住んでいて、逃げ遅れた人もたくさんいるということは痛ましい限りです。

4階にあった冷蔵庫が爆発したのが原因の一因という報道もありましたが、外壁に燃えやすい発泡系の断熱材が外断熱として入れてあったのも問題だったようです。

こうした断熱材については、以前中国のTV局(TVCC)のビル火災でも問題になったのが記憶に新しいですね。高層建築に詳しい識者の方は、日本の高層マンションでは防火区画や防火設備がしっかりしており、このような火災は起こらないと言っているようです。

ただ、日本のマンションやビルでも発泡系の外断熱が施工されているという現実は、やはり気になるところでしょう。また、あれだけ安全だと言っていた原発でも、自然災害では全く安全対策が機能しなかったということを考えると、やはり人間の知恵には限界があると考えて行動すべきかも知れません。

災害の多くは、人間の過信にあることがいろいろな事象からもはっきりしています。何かあった時に逃げられないような環境があるというのは、何とも恐ろしいことだと思います。(私は高所恐怖症ですから、尚更かも知れませんが・・・)

生理的・本能的に不安に感じるようなものや場所は、やっぱり避けるべきと思うのは私だけでしょうか。

<関連記事>: 外張り断熱工法は火に弱い? (2010年12月5日)

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来週にでもバネの交換に伺います

上げ下げ窓の Chouette

大阪の方から、国産の樹脂サッシのメンテナンスについてご依頼を頂きました。

そのサッシは、菊竹産業という窓メーカーが製造していたシュエット(Chouette)のシングルハング(上げ下げ窓の下窓だけが開閉する窓)。

写真のように下窓を持ち上げているコイル・バランサーのバネが切れて、丸まってしまいました。

こうなると、窓を開けようとしても下へ落ちてきてしまい、開いた状態で固定しておくことは出来ません。ですから、こういう場合は切れたバネを新しいものに交換して、建具(障子)がバネの力で上がるようにしてやらなければいけません。

ただ、シュエットというサッシは、既に生産がされていない窓ですから、部品を手に入れるのも大変ですし交換にも特殊な道具や作業手順を用いなければなりません。

そんな状況ですから、なかなかこのサッシを修理出来る業者さんが見付からなかったのでしょう。はるばる大阪から愛知県の私たちにご依頼を頂きました。今週末か来週にはバランサーの部品が入荷しますから、その後お客様の都合に合わせて交換作業に伺う予定です。

たった1つのサッシの不具合の為に、遠くホームメイドに依頼するのは非効率とお考えになるかも知れませんが、どうしても直したい、誰にも直せない、という状況を解決してくれるなら、それはお金や時間には代えがたいものがあるのです。

浴室の換気扇があっても浴室の窓が開かなかったら、皆さんも喉の奥に骨が挟まった感じになりますよね。そういうことを解決すれば、生活する上で精神衛生上もポジティブになれるはずです。

<関連記事>: コイル・バランサーが破損した樹脂サッシ (2015年10月25日)
<関連記事>: Chouetteのシングルハング用バランサー (2017年6月19日)

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アルミクラッド・サッシの防水箇所

アルミクラッドサッシの防水手入れ

梅雨の話題続きで、今回は輸入の木製サッシ。

それも外部がアルミ板で覆われたアルミクラッド・サッシについて、主な防水箇所をお知らせします。

写真が防水箇所を示したものですが、気を付けたい場所は結構あるもんでしょ。これらは主なものですから、もっと細かく見れば更に防水のメンテナンス作業をしたい場所は増えると思います。

基本的には、雨水が付きそうなつなぎ目や雨が溜まってしまいそうな窓枠と建具(障子)との接点(隙間)です。アルミクラッド・サッシは、表面が金属で覆われているから雨に強いと考えられがちですが、その内側には木が隠れているということを忘れてはいけません。

この木の部分に雨や結露が付いてしまえば、サッシの内側(奥)から徐々に木部を腐らせ、窓からの雨漏りの原因となります。特に雨の多くなるこの梅雨の時期には、多量の水が入り込むリスクが高まります。だから、その前に防水処理をしておくのです。

何年も経った輸入サッシだけでなく、新築時においてもアルミクラッドの窓に防水施工をしておくことは非常に効果的だと思います。場所に応じたコーキングやティンバーケアのような木部用の外部塗料も用意して、それぞれの箇所に適切な材料を使って作業を進めるようにして下さい。

どこをどうやっていいか分からない人は、私たちのような輸入サッシの専門家にメンテナンス作業を任せるのも一つの手段です。だって、2階の窓等は足場がないと出来ないですからね。

こうした処理は、それ以上のサッシの劣化を抑えることが出来ますし、真新しい窓の劣化予防ともなるはずです。いいものは、何もしなくても長持ちする訳ではありません。手入れをしっかりやってこそ、長くいい状態や性能が保たれるのです。

皆さんは、輸入住宅の手入れをしっかりやっていますでしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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そもそも屋根材は、雨漏りとは関係ない

屋根材の剥がれ

ここ名古屋でも梅雨の季節になり、曇り空の天気も多くなりました。(でも、今週は晴れ続きのようですが・・・)

雨が多い季節になって気になるのは、やっぱり雨漏り。屋根や外壁、サッシ周りなどから侵入して、室内の天井や壁、床を濡らしていきます。

そこで今回は、屋根からの雨漏りについて考えていきたいと思います。最近よくあるのが、写真のような屋根材の剥がれ(脱落)。

新築時にはお金を掛けて家づくりをするのですが、資金的な事情や家づくりへの情熱が冷めてしまい、その後のメンテナンスがなおざりになっている家を多く見掛けます。

このコンクリート製スレート屋根も築20年近い状況ですが、一度も塗装の塗り替えをしていない為か表面に苔のようなものも見受けられます。コンクリートの素材の上に防水塗装を施してあるのですが、こうなってしまうとコンクリートに水が染みてしまい、コンクリート自体を劣化させてしまいます。

ただ、こういう状況をみて、多くの方は雨漏りの心配をされるようですが、屋根材の剥がれや割れ程度ですぐに雨漏りになる訳ではありません。実は、この屋根材と言われる部分は、家を雨から守る防水材ではないのです。だって、この屋根材の一枚一枚は、独立していてその間には隙間が空いているのです。

また、その周囲には隙間を埋める接着剤や気密材も入っていません。ですから、強い風が吹いた雨の日には、下から吹き上げる風で雨が屋根材の下にも入り込んでしまいます。

じゃあ、どうやって屋根からの雨漏りを防いでいるのか?それは、屋根材の下に敷いてあるアスファルト・ルーフィングと呼ばれる防水シートがその役目を果たしているのです。

つまり、屋根材そのものは、このアスファルト・ルーフィングをカバーして、直接日光や雨風が当たらないようにしているだけなんですね。アスファルト・ルーフィングは、非常に薄いシートですから、強い風では吹き飛んでしまいます。

また、直射日光や風雨に長く曝されれば、素材が硬化・劣化して破れてしまったりして、防水性能が失われてしまうかも知れません。ですから、屋根材が脱落しても雨漏りをしないからといって、そのまま放置するのは危険と言えます。

雨漏り防止の最後の砦である防水シートを守る為に、10年毎の屋根材の塗り直しや脱落部分の復旧は早めに行うことが重要です。これは、輸入住宅で使われるアスファルトシングル葺きや瓦葺きでも変わりませんよ。

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