お知らせ : ページ 104

屋根裏は、相当な高温多湿です

棟換気のない屋根

最近ではローコストのアパートでも一般的となってきた棟換気。

屋根の一番高いラインに空気が抜ける通気口を設けて、屋根裏に溜まった湿気や熱い空気を外に放出するのが目的です。

でも、そういったことを知らなかったり、コストを少しでも抑えようとしたりする建物では、換気棟の施工は疎かになります。

こちらの美しい輸入住宅は、一見何事もない素敵な建物に見えますが、やはり換気棟の設置は一切ありません。ですから、新鮮な空気を屋根裏に取り入れたり、外壁の通気層の空気を引っ張り上げたりする為の軒通気の設置もありません。

一時期、火災の炎が軒裏から侵入するからという理由で、軒の換気口をなくしてしまうという住宅メーカーもあったようですが、そのリスクよりも家全体の換気が出来ないことの方が、もっとリスキーだということが分かっていなかったのかも知れません。(今は、防火ダンパー付きの軒通気材もありますが、私はダンパーなど然程意味はないと感じています)

よって、この輸入住宅の大きな屋根裏空間は、春から秋に掛けて蒸さるような暑さと湿気に包まれます。湿気が飽和状態になれば、屋根垂木や断熱材に水滴がたくさん付着しますから、腐りや劣化の心配が出てきます。

冬場は熱気が少なくなりますが、お風呂や料理などの生活から排出される湿気が屋根の冷たさに当たって、水滴の量はより多くなるはずです。そんな環境では、ねずみやダニ・ゴキブリといった害虫も繁殖しますから、健康被害も問題となります。

見た目の美しさには拘るべきですが、それは適切な施工や性能を満たしてこそのデザインでなければなりません。この梅雨の時期、多くの家で小屋裏の内部結露の問題が多くなり、相談頂く件数も増える傾向にあります。

屋根裏をチェック出来る構造になっていないおうちが殆どかと思いますが、点検口を開ければ誰でも簡単にチェック出来ます。この機会に是非屋根裏の結露を点検してみては如何でしょうか。

<関連記事>: 屋根裏の結露 (2017年4月28日)

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悪くなるのは、バネやケーブルだけじゃない!

ガレージドアのケーブル・ドラム

こちらは、ビルトイン・ガレージに用いるオーバースライドのガレージドア用ケーブル・ドラム。

ガレージドアが壊れて開けられないというトラブルの多くは、ドアを持ち上げる為のトーションスプリングと呼ばれるバネが切れてしまったり、このドラムに巻き付けられたワイヤーケーブルが切れて起こります。

ただ、写真を見てお分かりになるかも知れませんが、ケーブル・ドラムもワイヤーケーブルで擦れて傷付いているのです。

ケーブル・ドラムは、アルミの鋳物で出来ていますが、鋳物はちょっとした衝撃が加わると割れてしまったりします。ですから、20年も使ったガレージドアなら、トーションスプリングやワイヤーケーブルだけでなく、このケーブル・ドラムも一緒に交換することをお勧めします。

固い鋳物ですから、殆どのお客様はケーブル・ドラムのことをあまり気にしていらっしゃらないみたいですが、これが欠けたり割れたりすれば、オーバースライダーのシステム自体も成り立ちません。

修理・メンテナンスの際は、不具合箇所だけでなく、その他の場所も劣化がないかしっかり調査することが大切ですね。

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新品なのになぁ~

クイックセット社ハンコック

豊川市のお客様からドアノブを鍵付きのものに交換したいというご依頼を頂いたので、今日おうちに伺いました。

先週頭に商品の方は届いておりましたが、お客様の都合が合わず今日になったという次第です。

クイックセット(Kwikset)社のハンコック(Hancock)というシリーズのものなんですが、お饅頭のような形をしたクラシックなデザインをしています。

このドアノブは、クイックセットの中でも結構お値打ちな金額で手に入りますから、洋館のような家をお値打ちに建てたいという方には持ってこいかも知れませんね。

今回、無事取付けをして、お客様に確認をしてもらう際に内鍵を回すサムターンという部品が何か変ということに気付きました。内鍵の台座自体に問題はないのですが、それをカバーしている真鍮の部分に欠けがあったのです。

どうやら、金型に金属を流し入れる際に十分奥まで入り切っていなかったのが原因のようです。まあ、使えないことはありませんから、交換部品が来るまで取り敢えずそのままお使い頂くことにしましたが、こんなの製造段階で分かりそうなもんですけどね。

こういうトラブルは今までで初めてですが、アメリカ人って、ほんと大雑把というかチェックがいい加減というか、不思議なやつらです。早速、輸入代理店を経由して代替のものを手配してもらいますが、こんなことで目くじらを立てていたのでは、輸入資材は扱えません。

心に余裕が必要なのが、輸入住宅の家づくりだと思いますよ。こういうことが気になって仕方がないという人は、止めておいた方がいいかも知れません・・・。

<関連記事>: もう届きましたぁ~! (2017年7月3日)

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13年前に施工した木製ドアに見えますか?

防水塗装中の木製ドア

現在、外装のリフォームをしている名古屋市の現場にある玄関ドアの塗り直しをしました。

この木製ドアは、当時私たちが施工しパラペイントのティンバーケアで塗装をしたものですが、お客様自ら今まで何度か塗り直しをして頂いておりました。

長年風雨に曝されていますし、ホコリやゴミも付着します。また、湿気などによってカビや藻のようなものも付くかも知れません。

実際そうした数々の問題がこのドアにも降り掛かってきたのですが、この状態をどう思われますでしょうか。紫外線や酸化などによって、多少の変色や黒ずみはあると思いますが、ベイツガの木目は美しいまま。

今回は、お客様ではなく私たちがティンバーケアを2度塗りしました。通常、ティンバーケアは2度塗りすれば5年は塗り直しがいらないという塗料ですが、まさにその実力や性能を遺憾なく発揮しています。

木の呼吸作用を妨げない通気性のある塗料ですから、木が塗装を剥がすことはありませんし、塗装の上のミクロの通気穴は分子の大きな水分を木部へ通すこともありません。

通気性がありながら防水性を長期間保つ塗料は、歴史の長いカナダ製の塗料ならではだと思います。ウッドデッキや木製の玄関ドアや外装材など、あらゆる屋外の木材を風雨から守るのが、このティンバーケアです。

木部が悪くなる前に、是非お試し下さいませ。きっと、その期待を裏切らないと思いますよ。

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夏は、やっぱりサウナでしょ!

雑誌「OCEANS」の表紙

10年くらい前に友人たちとカナダ トロント郊外にある別荘地「マスコカ」に行ったことがあります。

そこは、私が建材を調達しているカナダ人の友だち(実際はそのお父様)が所有している別荘なんですが、湖の島に建っています。

一番の思い出は、別荘に設置されたサウナに何度も入り、暑くなったら外に飛び出して湖にダイブするという最高の瞬間でした。

そんなこともあって、私はカナダのサウナ文化をHP等で紹介しているのですが、今回アッパーミドル向けの雑誌「OCEANS」の2017年8月号に、私たちの樽型サウナ(Barrel Sauna)が掲載されました。

この雑誌は、「37.5歳からの夏満喫カタログ」と称して夏の遊びグッズを紹介しているのですが、1ヶ月くらい前に是非バレル・サウナを載せたいので、写真等の提供をして欲しいという依頼がありました。

雑誌「OCEANS」に掲載されたバレル・サウナ

で、そのことをすっかり忘れていたのですが、突然この雑誌がサンプルとして送られてきて、見てみてビックリ。

結構大きく取り上げられているではありませんか。

樽型サウナは、大勢の家族や仲間と一緒に入ることが出来ますし、外からはあまり見えないスモークのバブル・ウィンドウからは、きっと素敵なパノラマ・ビューが広がるはずです。

また、レッド・シダーの香りが、サウナの中に充満しますから、アロマ・セラピーの効果も期待出来ます。是非皆さんのお宅のお庭にも、一台設置してみませんか?

<関連記事>: 屋外サウナは如何でしょうか? (2015年5月12日)
<関連記事>: ロウリュも可能なサウナ用電気ヒーター (2017年9月7日)

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掃出しサッシの鍵が変じゃないですか?

掃出しサッシのロックケース

20年前に輸入住宅を新築したお客様から、マーヴィン(Marvin)社のインテグリティ(Integrity)というサッシが壊れたという連絡を頂きました。

それは、スライディング・パティオドアと呼ばれる掃出しサッシのロックが不調で鍵をかけることが出来なくなったというものでした。

実はこのお宅では、昨年も違う掃出しサッシで同じ不具合を起しています。

このモーティシー・ロックという金物には、小さなバネが内蔵されていて、その反動でラッチを出し入れする仕組みです。小さなバネですから、長年の使用で切れてしまうこともあり、15年くらいで交換するのが基本です。

ですから、今回のロックケースは寿命が長かったとも言えるのですが、鍵を掛けることが出来ないというのは防犯上不安な状態になってしまいます。

こうなる前には必ず予兆のような感じがあるものです。そんな異変を感じたら、壊れる前に部品の交換をするように心掛けましょう。こうしたロック部品は、マーヴィン専用というものではないですから、他のサッシメーカーの窓用としても結構簡単に手に入るものです。

輸入住宅ブームの時にいろいろなメーカーの掃出しサッシが入ってきましたが、現在国内で取り扱われていないサッシが多くあります。(今日もローウェン(Loewen)社の掃出しサッシのロック金物の不具合で、別のお客様から連絡を頂きました)

建てた住宅メーカーに対応を断られても、部品の大きさや形状さえ分かれば代替のパーツを取り寄せることは可能ですから、諦めないで相談して下さいね。

ただ、同じようでもちょっと形状が異なるという金物は、いくつも存在しますから、確認まで少々やりとりが必要ですのでお付き合い頂くかも知れません。

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せっかく塗り直すなら、ここまでやろう!

塗り直した木製玄関ドア

半田市で16年前に新築したという輸入住宅の玄関ドア。

何度かご主人様も市販の塗料で塗り直しをされたようですが、防水面の性能や色の褪色といった点ではあまりいいものではなかったようです。

いっそのことアルミの国産ドアに交換することも考えたそうですが、まだ何とか蘇らせることが出来そうだということで、金物類の交換・ドアのバランス調整、防犯性能の強化、パラペイントのティンバーケアでの塗り直しの実施を提案しました。

まず、ドアのヒンジ(蝶番)やハンドル類を金色から全て黒っぽい色に交換して統一しました。これだけでも重厚感が出るはずですが、ダブルロックの鍵もディンプルキーの防犯強化型のものにした上で、ラッチ・バーを隠すガードプレートを装着してあります。(写真が小さくてよく分かりませんが・・・)

塗り直し前のドア

長年の使用で垂れてしまった重いドアも、建て起こしを修正して敷居に擦らないようにしましたし、ドア枠に装着してあった気密パッキンの古いウェザーストリップも全て交換。お部屋の気密・断熱性もよくなりました。

そして、最後に塗装に入る訳ですが、まずは新しい塗装が馴染むように古い塗装や汚れを除去。その上で着色剤を下塗りした上で、防水塗料のティンバーケアを2回塗ってあります。つまり、この玄関ドアの塗り直しには、3回の塗装が行われているということになります。

ティンバーケアは、2度塗りすれば5年の耐久性がありますから、庇(ひさし)に奥行のある玄関であればもう少し塗り直しまで時間が稼げるように思います。

リフォームを修繕で終わらせるのでは詰まりません。せっかくなら、雰囲気を新たにリノベーションまでしてみては如何でしょうか。

<関連記事>: ドアが下がると鍵が壊れる (2017年3月25日)
<関連記事>: 輸入玄関ドアの安全対策 (2012年2月4日)

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こんなに古くても大丈夫!

ハードのケースメントハンドル

築30年ほどの輸入住宅を購入された岐阜県のお客様から、輸入サッシの網戸が何枚か壊れているので新しい網戸を調達したいというご依頼を頂きました。

当初どこの窓メーカーのものか分からないということでしたが、先日当社に網戸のサンプルをお持ち頂いた際に、横方向に開くケースメント・サッシのクランク・ハンドルも欲しいということで、ハンドルの実物をもってきて頂きました。

そこには、「Hurd」の刻印があるではありませんか。ここをご案内頂ければ、窓メーカーがハードであることはすぐに分かったはずですが、これをメーカーのロゴだとは思わなかったみたいです。

ケースメントのハンドルは、操作する頭の部分が取れてしまったり、オペレーターに差し込む穴のギザギザがなめてしまって、オペレーターのギアが回らなくなったりする不具合があります。

ハンドルの多くは、窓部品を製造している部品メーカーの汎用品であることが殆どですから、メーカー純正品でなくてもすぐに調達することは可能です。

今回ハード社に問い合わせた処、新しいものは若干形状が変わっているものの古いハンドルと互換性のある部品を供給出来るという返事をもらいました。30年も前の古い窓でもこうして部品が手に入るというのは、日本ではあり得ないことですね。

勿論、日本の家は30年もすると壊されてしまうのが現実ですから、そこまで部品のサービスをする意味がないのかも知れませんが・・・。日本の住宅メーカーや建材メーカー、消費者も、家づくりの考え方をもう一度考え直すべき時が来ていると思います。

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コイル・バランサー、無事交換完了です

シュエット・サッシのバランサー交換

今日、大阪府のお客様の処に伺って、菊竹産業のシュエット(Chouette)シリーズのシングルハング・サッシのコイル・バランサーを交換してきました。

窓の手前に洗濯機があって、当初交換作業に相当苦労しましたが、洗濯機を少しずらして場所を確保したら、格段に作業が進みました。

写真は、窓枠に空いた溝を広げて、新しいコイル・バランサーを挿入したところです。特殊な工具を使用して溝の幅を広げなければ、シュエットのバランサーは窓枠には入りません。

また、今回は建具(障子)を外すのにも苦労しました。バランサーを交換するに当たり、まずはバランサーに差し込んであるピボット・バーを建具から外そうとしたのですが、ドライバーが入らない位置にビス留めしてあり、ピボット・バーが外せません。

これが外れないと、バランサーを交換するどころではありません。試行錯誤をしながらこれを何とかクリアして、バランサーを露出させることに成功しました。

ここまで来れば、もうお手の物。窓枠の溝からバランサーを外し、新しい部品を挿入してからそれを固定しました。

そうそう、両サイドにあるバランサーのうち、片方のバランサーは切れて断裂していましたが、もう片方には不具合はありません。普通の人なら問題ない部品はそのままにして作業を完了するのでしょうが、私たちはそんなことは致しません。

ゼンマイのようなステンレスのバネは、何も問題がないように見えても長年の使用に伴う金属疲労があるものです。もしそのまま交換せずに建具を取り付けたら、建具の左右のバランスが微妙にずれて、バランサーに内蔵されたコイルがそのうち断裂します。

面倒ではありますが、正常と思われる方も必ず交換しておくことこそ、将来の不具合を防ぐ大切な作業なのです。

今回は、1ヶ所のサッシのみの交換作業でしたが、ここのおうちは他に10ヶ所以上シングルハング・サッシがあるそうです。これから何回こちらに伺うことになるのかを考えると、頭がクラクラしてきそうですぅ(笑)

<関連記事>: Chouetteのシングルハング用バランサー (2017年6月19日)

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Hurdのバランサーは、ジャムごと交換

Hurdのジャムライナー

17年前に施工されたハード(Hurd)社のダブルハング・サッシ。

20年近く経つと、木製サッシは色も濃くなって、味が出ていますねぇ。

今回は、静岡県のお客様からの相談で、窓を持ち上げているバランサーが不具合を起したり、バランサーが内蔵されている両サイドの樹脂製ジャムライナー(建具がスライドする為のレール)が割れてしまったりするので、交換部品が欲しいということでした。

写真の白っぽい部分がそのジャムライナーですが、よ~く見るとバランサーのバネが内蔵されているのが見えるのですが、写真が小さすぎてよく分かりませんね。

今回、ハード(現シエラパシッフィック)社に対しジャムライナーとバランサーの単体とを供給してもらえないか依頼したのですが、ジャムライナーとバランサーは一体で供給している為、バランサーだけでは販売出来ないと言われました。

確かにジャムライナーとバランサーは一体で供給されるのが普通ですが、外して分解も出来ますからバランサーのみの供給をして頂いてもOKのように思うのですが、そういう訳にはいかないみたいです。

まあ、17年も経てば太陽光で樹脂も劣化してきているでしょうから、ジャムライナーごとバランサーを交換してもいいように思いますが、もう少し柔軟に対応してくれるとよりユーザー・フレンドリーな気がします。

今回ご相談頂いた方は、ジャムライナーの交換などをしたことがおありのようですが、こうした部品を交換したことがない人にとっては結構厄介な作業ですから、慣れがいるかも知れません。

でも、素人のお客様でも交換にチャレンジ出来る部材で輸入サッシは作られていますから、是非DIYで交換をして欲しいものです。

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